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速報・現地リポート

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世界選手権広州大会(条太の広州ぶるるん日記)

平野完勝

2008/02/27

 後がないシェンは積極的に攻撃してきてだんだん入るようになってきたが、平野は完璧。特に8-7からの一本は、相手の攻撃に対して前でカウンターブロックではなくて中陣から思い切って振り替えしてのカウンター。最後も相手が飛び込みざまにフォアに攻撃したのをこれも手を伸ばしてクロスにまげてブロック。
 
 どうなっているのか平野。やっぱりアレが降りたようだ。

 2番は福原対グルンディッシュ(WR114)。相手にならないのではないか。ライターとしては少しつまらない。
 2ゲームめも11-8で平野。相手は攻撃はほとんどせず、平野のドライブをオーバーミスしたり落としたり。最後はツッツキをネットミス。しかし平野はボールの威力があるわけではないので、相手がミスしなくなると苦しい。打ち抜いているわけではないからだ。
11-8で平野が取った。相手は困ったような顔をしているが生まれつきのようだ。
 もう1時か。早い。日本女子の対フランス戦が始まった。1番は平野さま(WR19)対、帰化選手のシェン・イファン(WR73)。またまた長身のカットマンだ。同じアジアでもどうしてこう日本女子と中国、韓国では体格が違うんだろう。身長はほとんどが遺伝で決まる。中国、韓国は遺伝で大きい人を選ぶのだろうか、大きい人しか勝てないレベルなのだろうか。
 昨夜の日本対ロシアの観客のヤジに対して宮崎監督が試合後に審判に抗議し、記者会見でもその話を半分くらいしたという。

 笑うしかない。確かに観客のマナーは悪い。腹を立てる人もいるだろう。だから一般人、ITTF、記者、評論家、私などがそう言うならわかる。しかし、世界選手権という戦場に戦いに来ているチームの監督がそんな眠たいことを言ってどうする。頼むから宮崎、「冗談だった」と言ってくれ。いや、宮崎がその辺の一介のオヤジなんだったらそいういうことを言うのは問題ない。どんどん言って欲しい。

 ちなみに吉田のパフォーマンスは良かった。反日感情を刺激して暴動になるかもしれない心配を除けば、会場を盛り上げるのに一役買っていたと思う。血の気の多さもあれはあれで魅力だ。怒りを闘志に昇華すればいいのだ。
 昨日一日で5600件のアクセスを記録した。世界選手権の注目の高さを実感する。今からこれでは先が楽しみだ。

朝食は洋風

2008/02/27

 昨日から朝食は洋風になった。普通に美味しい。

 ホテルの電動カートで会場近くまで移動。意外に寒く、高橋さんが「撮って」としかめっ面。今日初めて日が出た。会場までの道のりはこんな感じ。

また談合

2008/02/27

 昨夜も宿舎にて11時半ころから談合。高島さんがオーラを発する話をしカップ麺をすすりながら聞き入る面々。話は見事に取りとめのない方向に進んだ。飲み会の典型だ。記憶をたどってみる。

 高島さんの姓名判断の話(高島易談)→高島さんが高校時代に改名させられた話→高橋さんの名前「和幸」を説明するのに「わこう」と発音→トンカツわこう→ハゲ天→ファミレス→「こちらでよかったですか」と過去形になる話→今野さんの故郷山形県の「おはようございました」の話→方言の話→私が同僚に聞いた関西弁のネイティブ検定「それチャウチャウちゃうんちゃう?」の話→編集部の久保くんが小川勇気さんと電話するときだけ関西弁になる話(しかも音量も大声になる)→久保くんが私と大学で同窓である話→学歴ブランドの話→渡辺くんがカマキリ研究をしたくて大学に入った話→カマキリが好きなら仮面ライダー好きだろ→それはバッタなので・・→昆虫好きが社会の何の役に立つのか→害虫駆除とか食用研究とか→好きなのに殺す話ばっかかよ(このあたりで渡辺君が「高島さんの改名の話にはいつもどるんでしょうか」と不安そうに私に耳打ち)→無理やり話を高島さんの改名の話に戻す→改名しないと21歳で発狂して絶対に治らないと言われた話→じゃ、当たってたと言うことですかと私→「伊藤さんそれ、冗談になってないから」と今野さん (以上、ここに書けない話を意図的に割愛)

 その後、王国陣は仕事の続きをしに部屋に戻り、私ひとり、高島さんから現役引退から現在にいたるまでの日本の強化とのかかわり、ソーレンアレーン解任問題などの顛末を午前3時までみっちりと教えていただく。

 充実している。もう3日めの水曜だ。
・なおもオヤジをにらむ吉田
・遠近両方を拭くマズノフ(知らんけど)

観客との攻防

2008/02/26

 今野さんによれば、会場の人はおそらく吉田のことを知らないので、単純に日本よりロシアの方が好きなのだろうとのこと。ロシア応援の張本人はカーキ色の服を着たよっぱらい気味のオヤジだ。一人で声を張り上げて「ロシア!」と言ってその後に観客が「チャーオ」と声を揃える。会場の10人ばかりの日本人が「いいぞいいぞ吉田」と応援するとそれを変な風に声色を真似て会場の笑いを誘ったりもしていた。どうも観客は本気で応援というよりは面白がって片方に応援していただけのようにも見える。

 これに激しく反応しているのが他ならぬ韓陽と吉田。オヤジが叫びだすとベンチの韓陽はあからさまに観客席をにらむ。吉田は勝った瞬間、飛び跳ねるのはいつものことだが、そのオヤジを指差しアピール。どっと笑い沸く観客。結局観客はどうでもいいけどロシアを応援していたのだ。まあ、勝ったので楽しい試合だったと言っておこう。

 女子の韓国戦の死闘が凄すぎて、それを乗り切った疲労で(取材のクセに)それほどエキサイトしなかった。