スマホ版に
戻る

欧州リポート

トップニュース欧州リポート
 昨日行われたヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝第2戦で、水谷隼(木下グループ)が所属するオレンブルク(ロシア)がボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)を3-2で下し、2年ぶりの欧州王者に輝いた。男女決勝第2戦の結果は下記のとおり。

【2016/2017 ECL決勝第2戦】
男子
<オレンブルク(ロシア) 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ(ドイツ)>
○オフチャロフ 9、-9、8、10 K.カールソン
○水谷 7、5、8 ボル
 サムソノフ 6、-8、2、-4、-12 シェルベリ○
 スミルノフ -10、5、-8、7、-9 フェガール○
○水谷 7、9、5 K.カールソン
★2戦合計の結果オレンブルクが2年ぶりのECL優勝
※第1戦オレンブルク 3-0 ボルシア・デュッセルドルフ

女子
<ベルリン・イーストサイド(ドイツ) 3-1 タルノブジェク(ポーランド)>
○シャン・シャオナ 8、5、2 リー・チェン
 ゾルヤ -9、-1、-4 ハン・イン○
○ポータ 7、6、4 Vi.パブロビッチ
○シャン・シャオナ -5、10、6、-9、4 ハン・イン
★2戦合計の結果ベルリン・イーストサイドが2年連続のECL優勝
※第1戦タルノブジェク 3-2 ベルリン・イーストサイド


 第1戦をストレートに勝利したオレンブルクはホームにボルシア・デュッセルドルフを迎えての第2戦。トップのオフチャロフ(ドイツ)がK.カールソン(スウェーデン)を下すと、2番に水谷が登場。第1戦でオフチャロフ相手に好プレーを見せたボル(ドイツ)を寄せ付けず、攻守で圧倒。厳しいコースへのフォアドライブで幾度もボルのミスを誘いストレート勝ちで王手をかける。3、4番を落としたものの、5番に再び登場した水谷がK.カールソンに完勝し、2連勝で2年ぶり4度目のヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝を決めた。今季からオレンブルクに加入した水谷は予選リーグから決勝まで16戦全勝(相手のキケン含む)と期待に応える活躍を見せて、移籍1年目で見事チームを欧州制覇に導いた。

 女子は第1戦に競り負けたベルリン・イーストサイドが第2戦で逆転優勝。シャン・シャオナ(ドイツ)が第1戦で完敗を喫したリー・チェン(ポーランド)にリベンジ。4番でもナショナルチームの同僚であるハン・イン(ドイツ)に競り勝ち、チームの2年連続、通算4度目のECL優勝を決めた。カットマン3枚を揃えた独特の編成で勝ち上がったタルノブジェクは、昨シーズンに続き準優勝に終わった。

  • 水谷が移籍1年目でチームを欧州王者に導く(写真は17年ジャパントップ12)

  • カット2人を打ち抜き、逆転Vの立役者となったシャン・シャオナ(写真は16年リオ五輪)