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中国リポート

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★★★ 2013中国卓球クラブ超級リーグ 男子第6節 7.17 ★★★
※男女とも1・2・4番は5ゲームズマッチ、3・5番は3ゲームズマッチ、すべて第5ゲームは7点先取


〈寧波海天塑機 3−2 江蘇中超電纜・利永紫砂〉
○馬龍 8、6、5 馬琳
 閻安 5、−2、−1、5、6-8 ボル○
 林高遠/閻安 −8、8、3-7 馬琳/陳杞○
○馬龍 −9、−2、7、7、7-4 ボル
○朱世爀 −7、9、7-5 陳杞

〈八一熔盛重工 3−1 山東魯能〉
 周雨 −6、6、10、−8、2-7 張継科○
○徐晨皓 9、6、−8、4 張超
○周雨/樊振東 9、11 張超/呉ハオ
○徐晨皓 8、−4、10、−9、8-6 張継科

〈渤海銀行・天津 3−0 覇州海潤〉
○ハオ帥 3、8、9 崔慶磊
○荘智淵 −6、−4、9、8、7-5 ジャイ超
○ハオ帥/李平 9、4 ジャイ超/程靖チィ

〈上海金邁馳 3−0 四川長虹〉
○尚坤 8、4、8 邱貽可
○許シン 6、10、−11、7 許鋭鋒
○王励勤/許シン 5、−2、9-7 邱貽可/王建軍

☆☆☆ 2013中国卓球クラブ超級リーグ 女子第6節 7.17 ☆☆☆

〈八一冀中能源 3−0 鄂尓多斯東方路橋〉
○木子 13、7、−4、6 朱雨玲
○郭躍 4、−7、6、7 ユ・モンユ
○木子/曹臻 7、9 趙岩/朱朝暉

〈大同平型関・金地砿業 3−1 北控燕京啤酒〉
○李暁丹 9、8、−9、−7、7-4 丁寧
 武楊 −4、−8、10、−5 郭炎○
○李暁丹/馮天薇 5、4 李天一/盛丹丹
○武楊 10、8、−11、10 丁寧

〈山東魯能 3−0 大連新衡業・上方〉
○李暁霞 9、−11、7、8 常晨晨
○陳夢 7、−15、17、4 文佳
○陳夢/顧玉ティン −11、6、7-5 常晨晨/陳幸同

〈大土河・華東理工 3−0 広東二沙〉
○馮亜蘭 5、8、−7、−6、7-2 熊欣芸
○劉詩ウェン 4、7、8 李予冬
○饒静文/馮亜蘭 9、3 張遅/呉ジエ

 超級リーグ男女第6節は、なかなか興味深い結果になった。
 まず男子。寧波と江蘇の一戦は、トップで馬龍が馬琳に完勝したが、そこから大熱戦にもつれ込む。江蘇は2番でボルが閻安を破り、馬琳/陳杞という04年アテネ五輪優勝ペアがダブルスも制して2−1とリード。4番でもボルが馬龍をゲームカウント2−0とリードして、勝利まであと一歩だった。しかし、2番でもゲームオールの試合を戦い抜いたボルは、会場の暑さと湿気に体力を奪われ、惜しくも逆転負け。ラストでも陳杞が朱世爀にあと一歩及ばず、江蘇の「ジャイアント・キリング」はならなかった。

 男子からもうひと試合。王皓が欠場し、若手主体のメンバー構成となった八一が山東を撃破した。徐晨皓がシングルス2得点を挙げ、4番では張継科を破った。
 第3ゲーム、張継科が10−9でゲームポイントを奪いながら、徐晨皓が逆転して12−10でこのゲームを奪取。最終ゲームは6−4の徐晨皓のマッチポイント(最終ゲームは7点先取)から張継科が6−6に追いつくも、徐晨皓7−6の3回目のマッチポイントで、徐晨皓のボールがエッジとなり、熱戦に決着がついた。
 ジャパンオープン荻村杯では決勝で塩野真人のカットを全く打てず、記者会見でふてくされていた徐晨皓。微博(マイクロブログ)では「ぼくにとって初めてのワールドツアー、皆さん優勝できなくてスミマセン。ここで得た経験のすべてを推進力に変えて、新しいスタートを切ります」と語っていた。堂々たる体格の持ち主で、バックハンドが非常に強いプレースタイルは現代卓球にもフィットしている。これから体を絞り、フォアの決定打を磨けば、中国代表に定着できるだろう。

 女子は北控が、エース丁寧の2失点という誤算で大同に完敗。大同はこれで開幕から無傷の5連勝。相手チームのエースに1点獲られても、総合力で勝利を収めていく。今季の超級女子は各クラブともダブルスが手薄で、李暁丹/馮天薇というダブルスを使えるのが大同の強み。ラストに馮天薇がいるのも心強い。
 八一は鄂尓多斯(オルドス)にストレート勝ちして、郭躍の25歳の誕生日を白星で飾った。
  • 表情豊かな徐晨皓。カットは苦手でも、攻撃型には強い

  • 天才少女・郭躍ももう25歳デス