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中国リポート

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 皆様、明けましておめでとうございます。中国リポート、本年も宜しくお願いいたします!

 2014年のニュース第1弾は、現在行われている世界卓球2014東京大会(団体戦)の中国代表選考会「直通東京」の結果からお伝えしましょう。まずは男子の結果から。
 前回の「直通巴黎(パリ)」では、ファンによるネットでの人気投票なども選抜システムに組み込むなど、新たな試みを行った中国卓球協会だが、今回の男子「直通東京」は「遊び」はなし。全国24の省・直轄市の選手たちによるリーグ戦からスタートし、国家2軍チームの選手を加え、1軍チームの下位選手を加え、代表候補のトップ選手を加え……と計8ステージものリーグ戦によってひとりずつ代表を決定していくという、地獄の連続リーグ戦方式だ。

 12月28日から1月1日にかけては、推薦選手である王皓・張継科・馬龍・許シン・樊振東・閻安の6名を除いた国家1軍チームの選手たちと、第3ステージまでのリーグ戦を勝ち抜いた国家2軍チーム&省・市チームの選手たちによる2グループのリーグ戦(第4ステージ)が行われた。その結果は下記のとおり。

A 1:ハオ帥(7勝2敗)/2:梁靖崑(6勝3敗)/3:程靖チィ(6勝3敗)
※上記の3名は「直通東京」の第5ステージ進出

4位以下:劉イ、徐晨皓、任皓、方博、崔慶磊、張ユ東、尹航
B 1:林高遠(7勝2敗)/2:周雨(7勝2敗)/3:孔令軒(6勝3敗)
※上記の3名は「直通東京」の第5ステージ進出

4位以下:劉吉康、尚坤、鄭培峰、馬特、呉ハオ、范勝鵬、朱霖峰

 この第4ステージを通過したハオ帥・梁靖崑・程靖チィ・林高遠・周雨・孔令軒という6名の顔ぶれを見ると、なんと右利きは梁靖崑だけ。6名中5名がサウスポーという結果になった。一方で、張継科ら推薦選手6名のうちサウスポーは許シンだけなので、「直通東京」の男子第5ステージは、右利き6名・左利き6名の12名で行われるという興味深い結果となっている。
 第5ステージは1月16〜23日に開催。優勝者が世界卓球2014東京大会の中国男子代表第1号となる。第6ステージは8名まで人数が絞られ、2月25日〜3月3日に行われ、優勝者は同じく中国男子代表に内定する仕組みだ。
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