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中国リポート

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「JA全農世界卓球2014東京大会」の中国代表選考会である「直通東京」。女子は1月4日の第1ステージが行われ、第2ステージへの推薦選手である李暁霞、丁寧、劉詩ウェン、武楊、陳夢、朱雨玲、文佳の7名を除く、16名の選手が出場した。
 特筆すべきは、体調不良を訴えた郭躍が推薦選手のリストから外れ、第1ステージにも出場しないこと。第1ステージには、郭躍の代わりに遼寧省チームの後輩である李佳イが出場した。まだ推薦枠での世界戦出場の可能性はあるが、もし欠場することになれば、03年パリ大会から続いていた世界選手権の連続出場記録(11大会)、世界選手権団体戦の連続出場記録(5大会)が途切れることになる。これは中国の現役選手では、男子の王皓に並ぶ記録だ。

 女子の「直通東京」第1ステージは、選手たちは4つのリーグに分かれ、各リーグ1位の選手は無条件で第2ステージ進出。2位の選手4名で順位決定トーナメントを行い、7位まで第2ステージに進めるシステムだ。結果は下記のとおり。

■女子「直通東京」第1ステージ・リーグ戦
A 1位:張薔 2位:馮亜蘭 ※3位以下:盛丹丹、李佳イ
B 1位:木子 2位:劉斐 ※3位以下:車暁曦、江越
C 1位:胡麗梅 2位:劉曦 ※3位以下:李暁丹、顧玉ティン
D 1位:劉高陽 2位:周シントン ※3位以下:趙岩、顧若辰
★張薔、木子、胡麗梅、劉高陽は第2ステージ進出

■順位決定トーナメント

馮亜蘭 W/L 周シントン 劉曦 W/L 劉斐
★馮亜蘭、劉曦は第2ステージ進出
周シントン W/L 劉斐
★周シントンは第2ステージ進出

 ……詳細なスコアや順位が不明なのですが、ご容赦ください。
 女子第1ステージでは、超級リーグで活躍する李暁丹や、長身の右シェークドライブ型・趙岩などが敗退。趙岩は試合後に孔令輝監督からお叱りの言葉を受けている。また、昨年12月の世界ジュニアで優勝した顧玉ティンは第2ステージに進めず、同大会2位の劉高陽がD組1位通過と明暗を分けた。
 右ペンドライブ型の張薔、右ペン粒高攻守型の周シントンの第2ステージ進出は、ペンホルダーファンにはうれしいニュース。第2ステージの日程は現在調整中とのことだ。
  • 女子では貴重なペンドラ、張薔

  • 陳静(88年五輪優勝)に近いセンスを感じる劉高陽