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中国リポート

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★★★ 2014中国卓球クラブ超級リーグ 男子第1節 5.17 ★★★
※3番ダブルスと5番シングルスは3ゲームズマッチ。1・2・4番の第5ゲームおよび3・5番の第3ゲームはすべて7点先取で行うため、「7−4」「9−7(ジュースの場合)」と表示

〈寧波海天 3−0 山東魏橋創業集団〉
○馬龍 3、6、3 馬琳
○閻安 −8、11、4、9 劉イ(火×4)
○閻安/林高遠 8、−9、7−4 馬琳/江天一
(山東省濱州市体育センター)

〈上海均瑶 3−0 四川長虹〉
○許シン 9、12、−9、−7 7−2 朱霖峰
○尚坤 −8、10、9、−5、7−5 鄭培鋒
 尚坤/趙子豪 −6、−10 朱霖峰/許鋭鋒○
○許シン −9、4、11、11 鄭培鋒
(四川什ファン体育館)

〈山東魯能 3−0 広東陳静〉
○ハオ帥 −5、3、−10、10、7−4 尹航
○張継科 8、9、−8、9 劉吉康
○ハオ帥/方博 10、−6、7−5 劉吉康/劉亜楠
(英東体育館)

〈八一大商 3−1 覇州海潤〉
○樊振東 −9、10、−9、8、9−7 程靖チィ
○周雨  8、10、6 范勝鵬
 王皓/周雨 11、−6、2−7 程靖チィ/ジャイ超○
○樊振東 7、5、7 范勝鵬
(大連理工大学体育館)

〈江蘇中超電纜・紫砂 3−0 天津豪安〉
○崔慶磊 2、6、8 孔令軒
○張超 4、8、−9、5 馬特
○張超/林晨 3、8 孔令軒/李平
(淮安市淮陰体育館)

 聞き慣れない名前は昨シーズンの甲Aリーグ1位、山東魏橋創業集団くらいか。その他、「上海金邁馳→上海均瑶」「八一熔盛重工→八一大商」「渤海銀行・天津→天津豪安」というように冠スポンサーが変わっている。「八一」は人民解放軍の卓球チームだが、今年からデパートや大型スーパーを展開する大商集団がスポンサーになった。ホームグラウンドも昨年までの江蘇省南通市から、大商集団の本社がある遼寧省大連市へと大移動。このあたりも日本のプロ野球やJリーグとは感覚が違う。

 この2シーズンは入れ替え戦がなく(昇格のみ)、一昨年の8チームから2シーズンをかけて10チームまでチーム数を増やした。今シーズンからは甲Aリーグとの入れ替え戦も復活する。リーグ全体を見渡すと、寧波海天、上海均瑶、山東魯能、八一大商の4チームが「トップ4」を形成。この4チームに対してサプライズを起こすことができるのは、オフチャロフが加入する江蘇中超電纜・紫砂くらいかもしれない。

 寧波海天対山東魏橋という、昨シーズンの優勝チームと昇格チームの一戦は、寧波海天が快勝。トップの馬龍対馬琳は「新旧・優勝請負人対決」。馬琳は試合前に「地元のファンに何を見せられるかが重要だし、成績はあくまでその一部。プロ根性というものを見せなければいけない」(出典:『寧波晩報』)と語っていたが、結果は完敗。今シーズンは茨(いばら)の道になりそうだ。

Photo:先輩・馬琳をノックアウトした馬龍
(写真は14年JA全農世界卓球)