少し前のニュースで恐縮ですが、1月10〜13日、中国女子チームは国家1軍チームの若手選手14名によるリーグ戦を開催。丁寧、朱雨玲らトップ選手は出場しなかったが、3月から本格的にスタート予定の『直通杜塞尓多夫(直通デュッセルドルフ)』の模擬試験とも言えるものだ。
★中国女子1軍チーム・部内リーグ戦の結果
1 王曼昱 12勝1敗
2 顧玉ティン 11勝2敗
3 陳夢 10勝3敗
4 李佳イ 8勝5敗
5 陳可 8勝5敗
6 袁雪ジャオ 7勝6敗
7 車暁㬢 6勝7敗
8 陳幸同 6勝7敗
9 張薔 6勝7敗
10 劉高陽 5勝8敗
11 劉斐 4勝9敗
12 顧若辰 3勝10敗
13 王芸迪 2勝11敗
14 胡麗梅 2勝11敗
総合1位となったのは、部内リーグ開始直前の1月9日に18歳になったばかりの王曼昱。昨年12月に閉幕した中国スーパーリーグでも、まだ取りこぼしはあるものの、丁寧や劉詩ウェンを破って22勝10敗という好成績を残し、今回の部内リーグで改めて実力を証明した。ちなみに唯一喫した黒星はカットの劉斐に対してのものだが、決してカット打ちが苦手というわけではない。
2位の顧玉ティンは大健闘と言える成績だが、陳夢の3位は実力を考えると物足りない成績。敗れた相手は劉斐、王曼昱、顧玉ティンだった。2020年東京五輪を迎える時、現在の主力である丁寧は30歳、劉詩ウェンは29歳という年齢になっており、主力として期待されるのは大会時25歳の朱雨玲と26歳の陳夢。しかし、陳夢はもうひとつチームの首脳陣の期待に応えられていない。ポテンシャルでは国家女子チームでも随一だと思うのだが……。
なお、この部内リーグの下位4名(胡麗梅・王芸迪・顧若辰・劉斐)に、国家2軍チームの総合成績・上位4名(孫穎莎・何卓佳・劉銘・劉㬢)を加えた8名で入れ替えのリーグ戦も開催。本来はこの8名のうち4名が国家1軍チームに昇格/残留となるところだが、昨年の全中国選手権で2軍チームの張瑞と孫銘陽がベスト8に入って1軍チームに昇格し、1軍チームからは李暁霞が引退したため、1軍チームへの昇格/残留の枠は「3」だった。大混戦となったリーグ戦の結果は下記のとおり。
★中国女子1軍・2軍チーム交流リーグ戦の結果
1 劉㬢 5勝2敗
2 顧若辰 5勝2敗
3 孫穎莎 5勝2敗
↑↑↑ 上位3名は1軍チームに昇格/残留
4 何卓佳 4勝3敗
5 王芸迪 3勝4敗
6 胡麗梅 3勝4敗
7 劉銘 2勝5敗
8 劉斐 1勝6敗
劉㬢、顧若辰、孫穎莎の3名が国家1軍チームのメンバーとなった。3位の孫穎莎は16歳になったばかりだ。