石川佳純(全農)対佐藤瞳(ミキハウス)の準決勝が10時に始まった。
1ゲーム目、5-0、7-2と佐藤がリードを奪う。石川はまだ佐藤のカットの球質に慣れていない状態だ。そこから石川は7-8と逆転。3回ゲームポイントを佐藤が奪うも、石川が先取。ゲーム終盤での佐藤の攻撃ミスが響いた。
2ゲーム目は4-7から石川が6点連取して10-7と逆転して11-8で石川が連取した。佐藤の攻撃は徐々に確率を高めているが、その分、石川のカット打ちのミスも減り、リードされても慌てない石川のメンタル。
3ゲーム目はお互いの凡ミスはほとんどなくなり、佐藤がじりじり追い詰められる。7-4と石川リード。8-5から一気に11-5と突き放し石川が3ゲーム連取して勝利に近づいた。
4ゲーム目、石川は佐藤の球筋を完全に見切り、ミスはなく、ボールも低く飛ばしていく。それによって佐藤は攻撃もできなくなり、手詰まりの状態となり、5-1、8-2と石川リード。8-3で石川がタイムアウト。9-3から9-4、ここでミドルを強攻して10-4、最後は連打を決め、11-5で石川がストレートで下し、決勝進出を決めた。
石川は試合後に佐藤戦を振り返った。「1ゲーム目、0-5まで行ったけど、そこから挽回そして1ゲーム目を取ったのが勝因でした。最初は相手のボールに慣れていなかったし、強く攻めすぎてしまってミスが出た。途中から落ち着いて攻めていくことができたのは良かった」
●女子シングルス準決勝
石川佳純(全農) 14、8、6、5 佐藤瞳(ミキハウス)