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●男子シングルス1回戦
フランチスカ(ドイツ) 2、10、10、−4、3 李尚洙(韓国)

 東京五輪での卓球男子のライバル国はドイツと韓国。五輪では日本男子は準々決勝か準決勝で、この両国と対戦する可能性がある。手強い相手だ。
 ドイツの五輪代表は、ボル(世界ランキング7位)、オフチャロフ(12位)、フランチスカ(17位)でほぼ決まり。シングルス枠はボルが確実で、2人目のシングルス枠をかけて12年五輪銅メダリストのオフチャロフと急成長のフランチスカが争っている。
 韓国の男子は、張禹珍(ジャン・ウジン/世界14位)、李尚洙( イ・サンス/ 16位)、鄭栄植(チョン・ヨンシク/23位)の3人が今年に入って五輪代表に内々に決定。張禹珍は卓球王国のインタビューで「ワールドツアーでは3人で話し合いをして、次の対戦相手に対する戦術をお互いがアドバイスしている」と語っている。12月まで激しく争う日本と違って、すでに韓国は「ワンチーム」になっている。
 
 俊足からの強打が得意の李尚洙に、両ハンドの一撃で仕留めるフランチスカがどう戦うのか。
 出足の2ゲームをフランチスカが奪う。3ゲーム目、8−9のラリーでバックに回り込みクロスにサイドを切るドライブを放った李尚洙。このボールをなんとフランチスカが回り込んでカウンターで李尚洙のフォアを打ち抜き、9−9。10−10からフランチスカは速い下回転のロングサービスを李尚洙のフォアへ送り、エースを取り、3ゲーム連取した。
 4ゲーム目は李尚洙が取り、5ゲーム目以降はFAST5(5点先取)に突入。
 5ゲーム目、4−3とフランチスカがマッチポイント。最後は台上バックドライブのレシーブでフランチスカが勝利した。「T2は初めての経験だったけど、良い試合ができてハッピーだよ。次もベストを尽くすよ」(フランチスカ)。

●女子シングルス1回戦
陳幸同(中国) 7、5、5、−9、−2、4 ユ・モンユ(シンガポール)

●女子シングルス1回戦
伊藤美誠(日本) 6、5、−8、8 、3  石川佳純(日本)

 世界のトップ16人による高額賞金と世界ランキングへのボーナスポイントが付与されるT2ダイヤモンド。シンガポール大会の初日にビッグマッチが待っていた。
 いきなり世界ランキング7位の伊藤美誠と同8位の石川佳純が1回戦で対戦。先のオーストリアオープンで五輪代表を決めた伊藤と、2人目のシングルス枠を平野美宇と激しく争う石川が戦う。二人の対戦は8カ月ぶり。
 国際大会での対戦成績は石川の5勝2敗。しかし、最後は1年以上前の韓国オープンでの対戦。ただし、国内では3月のジャパントップ12の決勝で対戦し、石川が勝っている。一方の伊藤は先週末のオーストリアオープンで優勝し、勢いに乗っている。
 1ゲーム目、出足から一進一退、5−5。伊藤が8−5と離し、11−6で伊藤が先取。要所で伊藤のサービスが効いた。
 2ゲーム目、伊藤が終始、サービスとレシーブでゲームの主導権を取り、11−5で連取。
 3ゲーム目、速い展開で勝負を決めたい伊藤と、1本でも粘り、伊藤のミスを誘いたい石川。6−6と互角の展開。8−8から石川が攻め、3本連取し、11−8とゲームを奪った。 
 4ゲーム目、伊藤が3−0と出足でリード、10−4とゲームポイントを取るも、そこから打ちミスが続き10−8まで詰められたが、最後は攻めきり11−8で、ゲームカウントを3−1とした。
 5ゲーム目、FAST5(5点先取ルール)になったが、5−3で伊藤が勝利。伊藤は終始長いラリーにせずにサービスからの3球目、レシーブからの4球目で石川を圧倒した。

「1、2ゲーム目は私らしい卓球ができて取れた。3ゲーム目を落としたけど、また自分らしいプレーをしようと心がけました。石川さんとは切磋琢磨しているが、こういう場で戦うのは重要だと感じています」と伊藤のコメント。
 伊藤の多彩なサービスと両ハンドでの変化と速攻。その変貌と成長に、石川はコートの向こうで戸惑いの色を隠せなかった。