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ITTFワールドツアー2013
グランドファイナル速報

● 女子シングルス(ベスト8決定戦)
丁寧(中国) 5、5、7、6 姜華君(香港)
馮天薇(シンガポール) ー15、ー9、7、6、ー10、6、7 ドルギフ(ロシア)
朱雨玲(中国) 2、6、9、6 バイコワ(ロシア)
李暁霞(中国) 8、12、-4、6、-6、8 李皓晴(香港)
趙岩(中国) 8、8、-2、-14、-8、9、7 徐孝元(韓国)
Vi.パブロビッチ(ベラルーシ) 5、9、6、6 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
田志希(韓国) 7、8、6、-9、-7、12 リー・ジャオ(オランダ)
劉詩ウェン(中国) 11、5、5、-9、4 サマラ(ルーマニア)

女子1回戦が行われ、ベスト8の選手が出揃った。
中でも最も接戦となったのが馮天薇vsドルギフだ。

ドルギフは長身のカットマン。ラケットをくるくると回し、裏ソフトと粒高面の変化で翻弄し、相手のループドライブを一撃必殺のスマッシュで狙い撃つスタイル。
カット打ちが苦手な馮天薇は、早く決めたい一心で強打を連発。ミスが続き、たたみかけるようにドルギフのスマッシュを浴びて、ゲームを先行されてしまう。

これに味を占めたか、ドルギフは無理なボールもスマッシュで狙い、ペースを崩してしまう。
逆に馮天薇は冷静になり、打てるボールと繋ぐボールをしっかり見極めて、丁寧なカット打ちに変更した。
この心理面の変化が試合を分けたかもしれない。

ゲームを先行し、いけると思って強気にいきすぎたドルギフ。
最終ゲームまでしぶとくつなぐ馮天薇。

最後は馮天薇の粘り勝ち。カットが苦手といえど、さすが10年モスクワ大会優勝の立役者。ここで終わるわけにはいかない。
  • 冷静だった馮天薇。後半はループで無理せずにつないだ

  • くるくる回すカットマンのドルギフ。惜しい試合だった