● 女子シングルスU21決勝
リン・イエ(シンガポール) 9、9、-10、-8、6、6 呉穎嵐(香港)
準決勝でリン・イエと対戦した浜本由惟のコーチの偉関晴光氏は「あのパワーはすごい」と感嘆の声をもらしていた。
それほどまでリン・イエのボールは鋭く、重く、力に満ちていた。
第3ゲーム目、10-7とリンがリードしていたが、呉穎嵐のロビングを打ちミス。そこから逆転されてしまし、3、4ゲームを落とす。そこから歯車が狂ったと思われたが、なお攻めの姿勢を崩さず、両ハンドを打ち続けたリン。
時折見せる粗さも、爆発までの撒き餌のように感じる。そして、いざパズルが組み合わさった時のビッグバンは恐ろしい。
フォアの一発だけかと思えば、バックの連打、コース取りもすばらしい。
シンガポールの次代はリン・イエが中心となり、長く日本のライバルとなりそうだ。