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ジャパンオープン・荻村杯2014

 明日、6月18日に開幕するITTFワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯。昨年に続き今年も横浜・横浜文化体育館での開催となる。日本からは先日のJA全農世界卓球東京大会代表メンバーをはじめ、多くの選手がエントリー。海外の強豪選手との好ゲームに期待したい。

 男子シングルスは昨年まで日本勢が3連覇(11年・岸川、12年・水谷、13年・塩野)を果たしており、今大会も水谷、丹羽、松平らの世界卓球代表組をはじめとする日本勢が連覇を狙う。海外選手では荘智淵、陳建安のタイペイコンビ、パワーのあるマテネ、ルベッソンらのフランス勢、世界卓球でも活躍し、それぞれ代表チームの主力になりつつあるフランチスカ(ドイツ)、鄭栄植(韓国)、クセ者の譚瑞午(クロアチア)、唐鵬(香港)らに注目だ。中国勢も若手中心のエントリーだが、各選手ともポテンシャルは高い。今大会での活躍を足掛かりに次代の中国代表の座を虎視眈々と狙っており、油断はできない。

 女子シングルスは故障から復帰2戦目となる昨年の覇者・福原に注目が集まる。先日の韓国オープンでは2回戦で梁夏銀(韓国)にストレートで敗れるなど、まだまだ本調子とはいかない様子だったが、横浜の地で「福原復活」をアピールできるか。また、石川、平野、石垣ら世界卓球準優勝メンバー、伊藤美誠、加藤美優らの若手も上位を狙う。日本以外の出場選手を見ると、アジア勢が上位争いの中心となる。男子同様に若手中心のエントリーで臨む中国、世界ランク5位の馮天薇、同12位のユー・モンユ(ともにシンガポール)、パワーヒッターの鄭怡静、黄怡樺(ともにタイペイ)らが日本選手の前に立ちはだかる。ヨーロッパ女王のリ・フェン(スウェーデン)、13年世界選手権ベスト8のフー・メレク(トルコ)にも注目だ。

 他の種目を見ると、U-21にも高校生、大学生を中心として多くの日本選手がエントリー。男子U-21には小学5年生の張本智和、昨年度の全日本でも注目を集めた中学1年生の宇田幸矢が出場。各国の若手を相手に思い切ってぶつかって欲しい。
 昨年の男子シングルスでは塩野が予選リーグで1敗を喫しながらも、決勝トーナメントを勝ち抜き優勝。この優勝をきっかけに一気に世界のトップ選手へと駆け上がった。今大会も新しいスターの誕生を横浜で見ることができるかもしれない。
  • 2年ぶり2回目の優勝を目指す水谷隼

  • 11年度大会の3位が最高成績。石川佳純が狙うは頂点のみ

  • 世界卓球で健在ぶりをアピールした荘智淵

  • 日本女子の最大のライバルはこの人、馮天薇

  • 福原愛、国内復帰戦で元気なプレーを見せてほしい