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ジャパンオープン・荻村杯2014

 大会初日の6月18日は、男女シングルスおよびU-21男女シングルスの予選ラウンドが行われるジャパンオープン。序盤の2日で行われるのは予選ラウンドのみ。平日ということもあり、なかなか足が向かないかもしれない。しかし、大会初日の男女シングルス/Uー21男女シングルスの予選ラウンドに出場する、日本選手の顔ぶれは実に豪華だ。

 まず男子シングルス予選には1月の全日本選手権2位の町飛鳥(明治大)、3位の上田仁(協和発酵キリン)、ベスト8の吉田雅己(愛知工業大)といずれ劣らぬシェークドライブ型の猛者(もさ)たちが顔を揃える。先週の韓国オープンで金ミン鉐(韓国)やシバエフ(ロシア)を破った大島祐哉(早稲田大)のプレーも見逃せない。パワフルなフォアドライブに加え、バックハンドの攻撃力も向上してきている。

 女子シングルス予選は多士済々。JA全農世界卓球で銀メダリストの一員になった田代早紀(日本生命)、森さくら(昇陽高)のプレーで、あの世界卓球での感動をリフレインするか。「黄金世代」と言われる中学3年の加藤美優(JOCエリートアカデミー)、中学2年の伊藤美誠(スターツSC)のプレーに驚嘆するか。加藤のプレーには独特の間合いとすぐれた予測能力があり、伊藤の両ハンドのパンチ力は、早くから「日本女子屈指のハードヒッター」とすら言われてきた。

 そして、19時試合開始予定のUー21男女シングルス予選では、男子に木造勇人(愛工大附中)、宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)、張本智和(仙台ジュニア)といったスーパー中学生、スーパー小学生が登場。宇田の豪快なバックドライブ、同年代で無敵を誇る小学5年生の張本の両ハンド攻撃に、「この年代で、ここまでやれるのか」と驚くこと請け合いだ。これだけの選手が一堂に会するのは、全日本選手権とジャパンオープンだけ。会場でじっくり観戦すれば、きっと強くなるためのヒントが見つかるはずだ。