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ジャパンオープン・荻村杯2014

水谷と村松が決勝のイスをかけて準決勝で対決。1ゲーム目は村松の攻撃が効果的に決まり、このゲームを奪う。対する水谷は変化をつけたドライブで村松を揺さぶり2ゲーム目を取り返す。3ゲーム目村松も対応、粘りに粘って最後はフォア前に浮いたストップをストレートに打ち抜き、再びゲームカウントをリードする。4ゲーム目、水谷がドライブをコースに散らし村松に攻撃のチャンスを与えずゲームカウントをタイに戻す。観客も息を飲むような好ラリーが続き、それぞれ1ゲームを奪い合い勝負は最終ゲームへ。最終ゲームは水谷がスタートダッシュをかけ最後は5点で勝利。日本のエースの意地を見せた。敗れはしたが、水谷を相手に素晴らしいゲームを見せた村松にも観客から大きな拍手と歓声がとんだ。
水谷は今大会の最終試合、16時30分より中国の于子洋と対戦する。波に乗る中国の若者相手にどのような試合を見せるか注目だ。

以下、水谷のコメント
「とても苦しい試合で、最後まで負けるんじゃないかと思っていた。カットマンであれだけのバックドライブが打てるのは彼(村松)だけだと思う。決勝では相手が今まで受けたことがないサービスなどで相手を動揺させ心理戦に持ち込みたい」

以下、村松のコメント
「試合前は2ゲーム取ることを目標にしていたが、最終ゲームまで行けたことで勝ちを意識してしまった。水谷さんにも自分のスタイルが通じたというのは大きな自信になった。(今後の目標は)8月にあるユースオリンピックで団体と個人で優勝することです」

男子シングルス準決勝
水谷 -11、4、-7、6、8、−5、5 村松
  • 勝利した水谷、悔しさをにじませる村松