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ジャパンオープン・荻村杯2014

大会最後の試合、男子シングルス決勝は水谷対于子洋(中国)のカード。勢いにのる中国の16歳を相手に試合前「サービスとラリーで勝負したい」とコメントした水谷。試合は于子洋が攻め、水谷が守りながら逆襲という展開となる。ラリーで相手を崩したい水谷だが、于子洋の勢いは止まらず、ラリーでも于子洋に押される場面が目立つ。不可解な判定もありゲームカウント2-3とリードされ、迎えた6ゲーム目、序盤は相手ペースを変えリードした水谷だが、崩れることなく強打を打ち込んでくる于子洋に逆転を許し、敗戦。2度目のジャパンオープン優勝はならなかった。
于子洋は先日の韓国オープンの男子ダブルスに続く優勝。とにかく打って打って打ちまくり、直線的なドライブで攻めまくる于子洋。荒々しい印象の卓球だが勢いに乗った時にはとてつもないボールを連発していた。まだあどけなさの残る顔立ちながら、試合中の仕草や態度からは自信と気合いを感じる。16歳という年齢を考えてもまた一人日本にとって手強い選手が現れた。

男子シングルス決勝
水谷 8、-4、-8、6、-4、-8 于子洋(中国)
  • 当たり出したら止まらない于子洋

  • 猛攻をしのぎ切れず敗戦

  • まだまだ表情にはあどけなさが残る