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ジャパンオープン・荻村杯2014

 大会第2日目の6月19日、U-21男女シングルスの予選ラウンドが進行している。テクニックと打球点の早さの日本、パワーの韓国とチャイニーズタイペイ。そして充実ぶりが光っているのが香港だ。左写真の何鈞傑(ホ・クゥワンキ)は、ITTFワールドツアー・フィリピンオープンで優勝し、衝撃的なデビューを果たした選手。回転量の多い両ハンドドライブを操る長身のサウスポーで、台から下がっての打ち合いには滅法強い。まだ17歳だが、この数年間はひたすら中国で練習に明け暮れてきたという。これは先日のJA全農東京大会で活躍した女子の李皓晴や呉穎嵐にも言えることで、中国でどんどん選手を強化できるのは香港ならではの「強み」になっている。

 右写真は昨年の世界ジュニアで日本の酒井明日翔を破った李漢銘(リ・ホンミン)。上背はそれほどないが、精悍なルックスで、キビキビとキレのある前陣速攻を見せる。香港は現在、イタリア発祥のアパレルブランド・フィラ(FILA)がウェアのオフィシャルサプライヤー。シンプルながら地味すぎないデザインは、なかなか良い感じ。
  • 香港チームのユニフォーム。ソックスもFILAで統一