スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

アジア競技大会・卓球競技

●男子シングルス準々決勝
朱世爀(韓国) 11、-7、-8、7、12、3 水谷隼(日本)   
樊振東(中国) 4,6、10、7  丹羽孝希(日本)

水谷は1ゲーム目をジュースで落とす。さすがに朱はミスがない。水谷は打ち抜くのは難しく、微妙な回転の変化とミドル攻めを執拗に行い、2ゲーム目を11-7で取り返した。会場は当たり前だが完全アウェイ状態。
お互いが長いラリーの中で得点していく展開。朱が攻めれば水谷はロビングで粘って行く。2-2の5ゲーム目が勝負となった。5ゲーム目の9-9で相手がタイムアウト。9-10から10-10に追いつくも朱のぶつ切りのバックカットにネットミス。しびれる長いラリーの末に朱のカットがネットミス、11-11。ここで水谷がタイムアウト。会場はラリーの1本ごとに轟音が唸るような歓声だ。水谷のドライブがオーバーして12-14で落とし、2-3と朱が勝利に王手をかけた。
6ゲーム目、いきなり0-6とリードを奪われる。結局3-11で敗れ、メダル獲得はならなかった。
水谷のコメント「第1、第5ゲームを落としたのが痛かった。1ゲーム目を逆転されたのが痛かった。朱はいつもエンジンがかかるのが遅いのに今回は地元開催ということで最初からエンジンがかかっていた。リードして落とした1ゲーム目がすべてでした。まだまだ自分の力が足りないことを自覚してもっと練習していきたい」

樊振東に完敗した丹羽のコメント「樊振東はどこが特別強いというのはないけど、すべてのボールが厳しくて、僕がチキータしたボールの返球が少し早くて、それに戻り切れないというのがあった。ボールの質が高い。勝機はなかった。1、2ゲーム目を取られると厳しいです。すべての技術において相手が上で、今日は完敗です」
  • ゲームが進むにつれて朱世爀のカットは切れ味を増した

  • 水谷、5ゲーム目の大接戦を落としたのが痛かった

  • 地元の大声援が朱世爀を後押しした

  • ボールの速さで左右を攻められて下げられてしまった丹羽