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全国高校選手権(インターハイ2015)

男子学校対抗準決勝
青森山田に3−0と、ストレートで敗れたが、見せ場は満載だった瓊浦。

2年生の中ノ瀬の野生のようなプレーは迫力満点で、安定重視の三部の歯車を少しずつ壊していく。
ロビングに追い込んで、ライジングのカウンターで打ち込むなど、三部から2ゲームを奪った。
しかし、そこは三部の経験か。徐々にチキータのコースとスピード、そして深さをコントロールし、今度は中ノ瀬のカウンターを狂わせていった。

2番の李佳睿は強烈なフォアドライブを持ち、青森山田の高橋を序盤は圧倒していく。高橋は相手にフォアを振らせまいと、バックとラリーのテンポで勝負し、勝機を見いだしていった。「チャンスあるぞ!」とベンチから板垣監督が声をかけ、点差を徐々に詰めていき、ついに李佳睿を下した。

ダブルスは及川・三部の黄金ダブルスが締め、青森山田が決勝進出を決めた。

「青森山田は強かったけど、この舞台で戦えたことは生徒たちに良い経験になりました。うちの選手は少し固かったけど、良い試合ができたと思います。
うちはまだ2年生が主体のチームだから、むしろ来年への楽しみが大きい。この経験を活かして、来年この舞台に戻ってきて、日本一を目指したい」(麻生監督)

またひとつ、新たな強豪校が誕生した。
来年の瓊浦はさらにパワーアップして返ってくるだろう。
  • 中ノ瀬、来年は本命校のエースとしての活躍が期待される

  • 青森山田の最後のインターハイを優勝で飾りたい三部

  • 好勝負だった中ノ瀬vs三部

  • 負けはしたが素晴らしい試合だった瓊浦に拍手を送りたい