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全国高校選手権(インターハイ2015)

●女子学校対抗・準決勝
四天王寺 3−1 正智深谷
山陽女子 3−1 希望が丘

女子学校対抗準決勝は、四天王寺と山陽女子が勝利。決勝へ駒を進めた!

四天王寺と正智深谷の一戦は、トップで四天王寺の三條がパワードライブとバックの変化のコンビネーションを見せれば、2番で正智深谷の平が、バック対バックからのクレバーなコース取り、正確なカウンタードライブで相手エースの芝田に勝利。強豪対決にふさわしい、がっぷり四つの展開になる。

芝田・木村ペアではなく、三條・梅村ペアを起用してゲームオールでダブルスを制した四天王寺が3ー1で逃げ切ったが、実は2台進行の5番ラストでは正智深谷の牛嶋が四天王寺の木村にストレートで完勝していた。正智深谷は、4番で起用した右シェーク異質攻撃の田口が、今大会の不調を払拭できず、カットの橋本に対して本来の攻撃力を見せられなかったのが惜しまれる。

山陽女子と希望が丘の一戦は、2番でカットの朝田に勝利した山陽女子の1年生・皆川の頑張りにつきるだろう。女子シングルスでは1回戦で宇田(横浜隼人)に敗れた皆川。「試合後は泣いてしまって大変でしたが、そこからよく立ち直ってくれた」と田代監督。重いループドライブからのスマッシュで大仕事をやってのけた。

勝負を決めたのは山陽女子の4番・サウスポー枝松。サービス、そしてレシーブでのツッツキを徹底して中澤のミドルに集め、両翼からは強引な強打のある中澤の長所を封じた。枝松2ー1リードの第4ゲーム、9ー5から9ー6になったところですかさずタイムアウトを取った田代監督の危機管理も見事で、11ー9で振り切った。

敗れた希望が丘は、留学生の趙甜甜が左ひざの故障で出場できない中、1年生の岩越や柴田がよく健闘し、準決勝まで勝ち上がった。猛練習で、これからまた強いチームに仕上げてくるだろう。
  • 四天王寺の守護神、チョッパー橋本

  • カットの朝田を打ち抜いた山陽女子の皆川