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速報・現地リポート

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全国高校選手権(インターハイ2015)

数々の新1年生を紹介してきたが、やはり1年生の親玉というべき男は木造勇人だ。ボールセンス、打球点、技の多さ、そして堂々とした試合態度、どれをとっても今最も強い1年生だろう。

昨日の学校対抗では後半オーダーだったため、不完全燃焼だったようだが、シングルスでは順当にベスト8入りを決めている。落としたゲームは現在わずか1と圧倒的な安定感を誇る。
試合を見ていてもカウンターの精度、そしてラリー中のコース取りは群を抜き、ドライブを台の横から入れるなど調子の良さも伺える。

木造は同じ事をやってこないという強みがある。
チキータでのレシーブが全盛になっている時代だが、チキータと合わせてストップ、ツッツキ、流し、フェントを使い分けて、相手に待ちを絞らせない。強い技術を補充するサブ技術のレベルが高い。だからこそ相手はどこで勝負するかを迷ってしまう。
準々決勝では一ノ瀬(青森山田)、そして準決勝ではおそらく及川(青森山田)と対峙することになるだろう。
及川は昨年度の全日本選手権で一般とジュニアで2連敗している宿敵だ。
天才と称される木造、その真価が問われる試合となるだろう。