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全国高校選手権(インターハイ2016)

 男子学校対抗の3回戦で昨年3位の瓊浦、準々決勝で躍進を続ける龍谷大平安を破り、ベスト4進出を決めた大阪桐蔭。協和発酵キリンで活躍した下山隆敬、現在原田鋼業でプレーする横山輝、そしてドイツで長くプレーしている小澤吉大と、多くの強豪選手を輩出してきた。野球も強いが、卓球も強い。そしてサウスポーの速攻プレーヤーやハードヒッターが多いイメージがある。左利きでないとしても、攻撃重視、積極一貫が大阪桐蔭スタイルだ。

 龍谷大平安戦でも、出場した選手たちは攻めて攻めまくった。瓊浦戦で中国人留学生の李佳睿を破り、平安戦でもトップに出場した菅沼は、「動物的」とも言える動きでフォアドライブを連発。ネットインにもすかさず反応し、体勢を低くしてドライブで攻め返す予測能力には恐れ入った。2番の中野はレシーブではひたすらフォアフリック、そしてチャンスボールは長身を活かしてフォアドライブでグイグイ攻めるアグレッシブなスタイル。ミスも出るのだが、学年を重ねるに連れて攻撃の精度が増してきている。

 2台進行となった龍谷大平安戦の後半では、左腕・上村と、切れ味鋭いフォアドライブで瓊浦戦で決勝点を挙げた石脇が出場。大阪桐蔭ジュニアからの生え抜きである4番・上村がストレート勝ちで準決勝進出を決めた。プレースタイルは右か左のシェークドライブ型だが、攻撃的なプレーを基調としながら、各選手の個性がよく出ていて面白い。明日の準決勝では野田学園と対戦。超攻撃的スタイルの両校の激突、激しい打撃戦になりそうだ。
  • 驚くべき反応とフットワークを見せる菅沼

  • 長身の男前、中野は準々決勝で貴重な勝利

  • 瓊浦戦で会心のプレーを披露した石脇

  • 上村は3回戦と準々決勝をともにストレート勝ち

  • 大阪桐蔭ベンチ、他校に負けじと熱い!