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平成28年度全日本選手権速報

 30年ぶりの快挙である。1986年度の内山京子以来の高校生カットマンのベスト4となった橋本帆乃香(四天王寺高3年)。
 同じクラブ(愛知・卓伸ジュニア)の出身の石垣優香(日本生命)と橋本。大先輩の石垣を高校生の橋本が破った。スタートから試合の流れをつかんだのは橋本だった。その流れを終始、離すことなく橋本は石垣に快勝した。

 試合後のミックスゾーンで、はにかみながら質問に答える橋本。
「去年の6月のワールドツアーで0-4で完敗した相手で、卓球策を練ってきたし、失うものがないので今日の試合では思い切って作戦を変えたし、出せるものを全部出した。前回はまったく相手の変化がわからなかったけど、今回はだいたいの変化がわかっていたので、相手に打たさずに、自分からいけるところはどんどん攻めていこうと思った。
 石垣さんはクラブ(卓伸ジュニア)の先輩だけど少ししかかぶっていない。今は実感がないし、ついて得点できたので申し訳ない。ただ目標にしていた選手なのでそこを超えたのはうれしいです。
 準決勝の平野さんは年下ですけど格上の選手なので、自分の持っているものを出すだけです」

●女子シングルス準々決勝
橋本帆乃香(四天王寺高)5、10、-8、7、8 石垣優香(日本生命) 
  • ベスト4進出を果たした橋本

  • 促進ルールとなったカット対決に敗れた石垣