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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

 明日より東京・東京体育館で開催されるITTFワールドツアー・ライオンジャパンオープン荻村杯。開幕前日の今日は日本チームの公式練習が公開された。会場では張本智和(JOCエリートアカデミー)、吉村真晴(名古屋ダイハツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)らが汗を流した。また、海外の選手も続々と会場に現れ明日からの試合に向けて調整を行っていた。
 公開練習の後には記者会見も行われ、男子・張本智和、女子・石川佳純、平野美宇が明日から始まる戦いに向けて豊富を語った。

★張本智和
世界選手権では良い成績を残せたけど、そのことは忘れて、自分が一番弱いと思って全力でプレーしたい。シングルスではベスト4以上、ダブルスは優勝を目指して頑張りたい。世界選手権が終わってからも1日も休まずに練習を続けてきた。去年のジャパンオープンではU21で優勝して、自信を持てたので、感謝の気持ちでプレーして良い結果を残したい。帰国してから(世界選手権の)自分のプレーを見て、いつも以上に出来過ぎた大会だなと思った。世界選手権ではサービスが良かったので、今大会でもサービスから先手を取って攻めていきたい。台上のフリックも合宿で練習してきて、世界選手権ではうまく使えた。それは自信になった。

★石川佳純
 世界選手権から帰国して、次の週にジャパンオープンということで、日本で試合できることをうれしく思う。楽しみにきてくれる方も多いと思うので、最高のプレーで良い成績が出せるように頑張りたい。帰国してから水曜日は休んで、木曜日から練習をした。頑張って早起きして汗をかいて時差ボケを直そうと練習してきました。世界選手権で良いプレーができたので、それを日本で見てもらえるのはうれしいし、モチベーションは高いです。(ドローを見て)ランキングの高い選手がたくさん出ているので、大変な戦いになると思う。中国選手も予選がある選手がいて、1回戦から大事な試合になると思うので、まずは決まった相手に対する準備をして臨みたい。

★平野美宇
(世界選手権の反響は)去年は世界選手権も五輪も出ていないので、初めてこんな大きな試合で結果を残すことができたので、今までなかった反響の大きさで、世界選手権ってすごいんだなと思った。
世界選手権が終わって1週間、少し休憩しながら調整してきました。なかなか世界選手権の1週間後に日本で試合があるということはないので、しっかりしたプレーを見せたい。今年の目標は世界選手権でメダルを獲ることで、ひとつは達成できた。去年優勝したワールドカップで連覇したいと思っているので、そこに向けて頑張っていきたいです。(ドローに関しては)ランキングは低いけど、実力がある中国選手が多いので予選の結果が出ないとわからない。1回戦から注意して臨みたい。


 世界選手権ではメダルラッシュに沸いた日本だが、地元での優勝に向けて敵は多い。
 男子ではオフチャロフ(ドイツ)、フレイタス(ポルトガル)らは欠場となったが、中国男子からは世界王者の馬龍、樊振東、許シンら主力がエントリー。ボル(ドイツ)、黄鎮廷(香港)、李尚洙(韓国)、荘智淵(チャイニーズタイペイ)らも出場する。
 女子は中国勢は陳夢を除けば若手中心のエントリーだが、実力者揃いで侮れない。他にも馮天薇(シンガポール)、鄭怡静(チャイニーズタイペイ)、田志希(韓国)らアジアの強豪に、サマラ(ルーマニア)、ハン・イン(ドイツ)、リー・ジエ(オランダ)らヨーロッパからも実力者が参戦。レベルの高い好ゲームが期待できる。

 大会は明日6月14日から6月18日まで開催。卓球王国速報ページはもちろん、ぜひ会場に足を運んで、世界トップの戦いを目に焼き付けてほしい。
 
  • 記者会見での3ショット

  • 会場内はこんな感じ

  • シングルスはベスト4以上、ダブルスは優勝が目標と語る張本

  • トレーナー相手に入念に練習を重ねていた石川

  • 欧州の皇帝・ボル(ドイツ)も会場に登場

  • こちらは練習相手をつとめていたソウル五輪金メダルの劉南奎(韓国)