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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

 上田が2014年大会1回戦に続き、またも男子シングルス1回戦で荘智淵を4-2で下す殊勲の星をあげた。得意のチキータや台上だけでなく、ラリーでも打ち抜く場面も多く、地力での勝利だ。

 「前に勝っていたこともあり、やりにくさは感じていなかった。前回は自分は社会人1年目で、その時より強くなっていると思うし、相手は年齢的にも動きは落ちているはずと思っていた」という上田。切れ切れの動きで攻撃的なプレーを貫いた。

 また、吉村真晴は馬龍に1ゲーム目、大接戦を演じた。「3、4ゲーム目は辛い展開になったが、1ゲーム目のサービスやバック対バックで優位になった展開は自信になった。このような展開ができるよう、技術を高めていきたい」と、敗れはしたがポジティブなコメントを残した。

 丹羽はカットのフィルスに大苦戦。3ゲーム連取から、フィルスの攻撃を浴びてゲームオールに追い詰められたが、最後は集中力をあげてカウンターを決めて辛くも逃げ切った。


●男子シングルス1回戦
馬龍(中国) 16、7、2、2 吉村真晴
上田仁 9、-7、8、-6、6、6 荘智淵(タイペイ)
何鈞傑(香港) -7、10、7、-6、-6、10、4 カルデラノ(ブラジル)
丹羽孝希 8、9、5、-10、-8、-9、5 フィルス(ドイツ)

林鐘勲(韓国) -7、10、6、-10、5、10 アポロニア(ポルトガル)
松平健太 9、-9、-9、3、10、-9、6 ワルター(ドイツ)
許昕(中国) 5、6、10、4 M.カールソン(スウェーデン)
  • 充実したプレーを見せた上田が荘智淵を退ける

  • 攻撃型にも負けないドライブを打ち込んだ豪腕フィルス