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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

 女子シングルス2回戦(ベスト8決定)で伊藤が中国の若手を退け、日本勢で8強一番乗りを果たした。ラリーに強い陳可だが、バック左横回転レシーブも効果的に使い、ストレートコースを活用しながらミートで決める持ち味のプレーで優位に立った伊藤。陳もパワフルなラリーで最終ゲームまで持ち込んだが、終盤、集中力の差が出て伊藤が勝利、笑顔で両手を掲げた。

 佐藤瞳は非常に粘り強いプレーを見せたが、いかんせんシャン・シャオナのカット打ちにミスが出ない。反転での変化やバックドライブなど手を尽くしたが、わずかに及ばなかった。対カットに卒のないプレーを見せる、このクラスのトップランカーに対し、いかに崩していくか。世界ランキングを上げている佐藤にとっての大きな課題だ。

●女子シングルス2回戦
孫穎莎(中国) 8、-8、4、7、10 馮天薇(シンガポール)
シャン・シャオナ(ドイツ) 5、-10、6、11、10 佐藤瞳
伊藤美誠 6、-7、8、-9、8、-8、7 陳可(中国)
王曼昱(中国) 7、10、7、7 サマラ(ルーマニア)
  • 競り合いを制し、観客の声援に応える