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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

●男子シングルス準々決勝
水谷 6、9、ー4、ー6、ー8、7、10 李尚洙(韓国)

水谷、李尚洙をゲームオールジュースで下してベスト4進出!

過去の国際大会では3戦全勝の水谷。直近の対決である16年アジアカップでも4ー1で勝利し、2ゲーム以上取られたことはないが、この試合は苦戦を強いられた。

2ゲーム目の10ー9で、李尚洙得意のロングサービスをバックドライブできっちり狙い打ち、11ー9とした水谷が2ゲームを先取。しかし、3ゲーム目から李尚洙はロングサービスを封印し、レシーブではストップをきっちり止めて先手を奪う。水谷は2ゲーム目まで優位だった台上で、思うような展開に持ち込めず、ゲームカウント2ー2に追いつかれる。少しでも浮いたストップに対して、一発で打ち抜く李尚洙のパワードライブは強烈。一本取るごとに声を出してくる。観客席のあちこちから「水谷頑張れ−!」「水谷ファイト!」の声が響く。

5ゲーム目はシーソーゲーム。水谷が4ー6から8ー7と逆転するが、次に李尚洙のレシーブがネットイン。さらに李尚洙のサービスを低く短くストップできず、バックハンドでの3球目攻撃を浴びて8ー11とされ、後がなくなる。6ゲーム目は6ー7で水谷がタイムアウトを取り、ここからやや李尚洙が勝利を意識したか、水谷が5点連取で最終ゲームに持ち込む。

最終ゲームは水谷5ー3のリードでチェンジエンド。7ー5のリードで水谷がフォアの4球目カウンターを決め、8ー5となって李尚洙がタイムアウト。水谷が10ー6と突き放してマッチポイント。しかし、李尚洙がそれまで手を焼いていたフォア前のサービスに対し、思い切ったチキータを見せて10ー10に追いつく。息をのむ観客席。

この緊迫の場面で、李尚洙が10ー10から3球目攻撃をミス。それまでほとんどミスのない台上フォアドライブのイージーミス。最後は水谷がYGサービスからバックドライブで得点し、熱戦に決着をつけた!
  • 水谷、苦しい苦しい一戦を制す

  • 強烈な台上フォアドライブを見せた李尚洙だが、最後にミス