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ジャパンオープン・荻村杯2017速報

 2ゲームを先取しながら、李尚洙に苦戦を強いられた水谷隼。最終ゲームに10ー6から10ー10に追いつかれ、次の一本で李尚洙が3球目攻撃をミスしていなかったら、どうなっていたか……。しかし、その後にこの試合初めてのYGサービスを出し、勝負にいったプレーからは、久々に水谷らしい勝負勘の冴えがのぞいた。以下は試合後のコメント。

 「2ゲームは簡単に取れたけど、3〜5ゲーム目はなかなか良いプレーができず、イージーミスが多かった。相手も調子を上げてきて、それに対応できなかった。6ゲーム目の後半に(6ー7で)タイムアウトを取ってから、吹っ切って勝負できた。7ゲーム目は良いプレーができました。何本か、自分で積極的に打っていったボールがあって、いけるボールは全部勝負できた。

 最後の(7ゲーム目11ー10での)YGサービスは、今日初めて出すサービスだった。自分もどうなるかわからなかったけど、相手もわからないだろうから、勝負だと思った。10ー10で相手にイージーミスが出て、もしこちらがミスしても11ー11だから思い切っていこうと思った。

 最後は自分らしさが出たと思います。やっと自分らしい普通のプレーができた。世界選手権の張本戦では、最後まで思い切ってやれなかったので、その繰り返しにならないように思い切ってやった。今日のプレーは自分としては50点、60点くらいですけど、その中で勝てた。調子が悪い中でも結果を残すことができた。最後にYGサービスを出せた自分はほめてもいいと思います。勝負をかけることができました」(水谷)