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全国高校選手権(インターハイ2017)

2連覇を決めて、安堵の表情を見せた愛工大名電の今枝一郎監督。
決勝を終え、その胸中を語った。

「トップの宮本は気負いすぎましたね。直前のシングルス5回戦で良くない負け方したから、加山で行こうかと考えてました。でも最終的には宮本をオーダー。あの雰囲気に飲まれてしまい、ゲームカウント1−2の1−5。でもそこから逆転しましたから、強い気持ちでやってくれたと思います。宮本には、『遊学館の応援はすごいけど、最後は強いやつが勝つ』と言いました。宮本のほうが強い。それを自信にさせました。
 
 ダブルスは向こうが気負ってくれた感があります。結果的にチキータも1本しかやってきていない。だから7−10になっても、もしかしたら逆転するんじゃないかと。

 今年は去年より自信がなかったですね。去年は松山もいたし、木造と高見ともたくさん練習できた。今は日の丸をつけるようになり、全員で調整ができなくなっています。不安がありました。

 その中で勝ってくれるのは頭が下がりますね。本当に良いやつらだから勝たせてあげたい。出てない選手たちが観客席で泣いてくれていた。勝った木造とかが笑っているのに、控えメンバーが泣いてるんですよ。本当に良いやつたちです。良いチームです」(愛工大名電・今枝一郎監督)
  • 母校の指揮をとってから2度目のインターハイ王者に導いた今枝監督