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全国高校選手権(インターハイ2017)

●女子シングルス決勝
梅村(四天王寺)6、6、7岩越(希望が丘)

女子シングルス決勝は、好調の岩越を梅村が変化プレーでシャットアウト。梅村は昨日の学校対抗の優勝に続いて、2冠を達成した。

梅村は、回転のわかりづらいアップダウンサービスでサービスエースを連発。ラリーになってもバック面の変化系表ソフトでゆるいボールとナックル性の重くて速いボールを巧みに操り、岩越の強打を封じた。
「決勝は自分のプレーをすることができました。シングルスでマークしていたのは5回戦で当たった出雲さん。これまで0勝3敗と一度も勝ったことがない相手だったので事前に対策を練りました。この試合に勝つことができて、優勝を意識しました。最後のシングルスで優勝できたことはうれしいですが、3冠を目指して臨んでいたので(ダブルスで負けて)満足はしていないです。

決勝まで快進撃を見せた岩越だったが、梅村のバックハンドに最後まで打開策を見つけることができなかった。
「梅村さんにはこれまで何度も対戦していますが1度も勝ったことなかった。決勝は思い切ってプレーしようと心掛けましたが、バックのボールを攻撃できませんでした。決勝まで来られたことは自信になったので、今後に生かしていきたいです」と決勝後の岩越。

木村、笹尾、塩見といった優勝候補が次々に敗れていく中、梅村は向かってくる相手に対して弱気にならず、自分のプレーを貫いた。小さな身体をカバーするためにサービスを磨き、バックハンドの変化と巧みな戦術でインターハイチャンピオンの称号を手にした。

  • チームメイトが敗れていく中、梅村が初優勝を手にした

  • 岩越は3ゲーム目に梅村のプレーに慣れつつあったが間に合わなかった

  • 梅村、勝利の瞬間。観客席の応援団にガッツポーズ

  • 決勝のベンチに入った宮崎と抱き合って喜ぶ