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全国高校選手権(インターハイ2018)

●女子学校対抗・準決勝
 〈遊学館 3−2 明徳義塾〉
○相馬 −7、3、5、6 高田(愛)
 千葉 −6、−3、8、9、−11 里川○
○出雲・相馬 10、5、8 里川・船場
 平川 −9、−8、5、−7 船場○
○出雲 3、8、9 岡田

 女子学校対抗、四天王寺が待つ決勝に勝ち上がったのは遊学館!

 準々決勝まで出雲・千葉のダブルスを起用していた遊学館は、女子ダブルスで優勝したばかりの出雲・相馬にダブルスをスイッチ。1ゲーム目は里川・船場が10−7でゲームポイントを握ったが、ここを取り切れず、2ゲーム目以降は主導権を握れなかった。「遊学館には相馬さんと出雲さんという強いふたりがいて、それを前半と後半に分けられて、ダブルス勝負になった。やっぱりダブルスですね。1ゲーム目にリードしていて、そこをしっかり取り切れなかった。うちのエース(里川)は、出雲さんにも分は悪くないので、出雲さんか相馬さんに当てたかった」(明徳義塾・佐藤利香監督)

 明徳義塾もラストまで持ち込んだが、立ちはだかったのは出雲。相手の強打をうまくいなしてコースを突き、チャンスボールはクロス・ストレートへと打ち分けるボールの「出し入れ」が抜群にうまい。3ゲーム目はややイージーミスが出たが、それでも余裕のある戦いぶりだった。

 遊学館は3月の高校選抜に続く決勝進出で、再び四天王寺と対戦する。まだ相馬が入学前の選抜で、四天王寺とは2−3の接戦を演じた。出雲・相馬のダブルスという強力な武器を得た今、四天王寺とも十分に勝負できる。四天王寺の6連覇か、女子ダブルスに続いて遊学館が歴史的タイトルをつかむか。明日の決勝が楽しみだ。
  • 単複2点を叩き出した出雲

  • 2番で千葉との接戦を制した里川

  • 女子複チャンプの貫禄を見せた出雲(左)・相馬