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全国高校選手権(インターハイ2018)

●女子シングルス5回戦
相馬(遊学館) 3−0 岡崎(市立川口)
青木(横浜隼人) 3−1 永道(希望が丘)
出雲(遊学館) 3−0 桑原(正智深谷)
野村(愛み大瑞穂) 3−2 岡本(富田)
中田(玲)(愛み大瑞穂) 3−0 千葉(遊学館)
高山(札幌大谷) 3−0 青木(福井商業)
黒野(武蔵野) 3−1 工藤(五所川原商業)
塩見(四天王寺) 3−0 平川(遊学館)

2回戦から5回戦まで、一気に進行した女子シングルス。ベスト8決定戦となる5回戦が終了した。

地元・愛み大瑞穂のエース野村は、高い打球点で両ハンドを振り抜く富田・岡本の思い切りの良い攻撃に押され、ゲームカウント1−2の4ゲーム目も大きくリードされる展開。しかし、絶体絶命のピンチから「今年が最後、後悔したくない。最後まで自分を信じ抜いてやれた」(野村)と神がかりの逆転勝利をおさめた。

愛み大瑞穂からはもうひとり、非常に基礎レベルの高いカットプレーを見せる中田(玲)がベスト8。愛知・卓伸クラブの出身で、またも卓伸から楽しみなチョッパーが飛び出してきた。なんと言ってもカットの「音」がいい。低い打球点からでもしっかりボールをとらえ、確実に相手コートへカットを運んでいく。「インターハイのシングルスに出るのは初めて」というが、地元開催の大会で会心のプレーだ。

第1シードの岡崎に完勝した遊学館のスーパー1年生・相馬、カットからキレのある攻撃を見せる黒野もベスト8に勝ち上がり、ベスト8にカット型が3人残っている。遊学館の出雲は、4回戦で鈴木(四天王寺)に大苦戦しながらも勝ち上がり、この5回戦では桑原との左腕対決にストレート勝ちした。そして優勝候補筆頭の塩見は、ここまで1ゲームも落とさない圧巻の強さを披露している。
  • 野村は大逆転勝ちでベスト8入り

  • 守備範囲が広く、正確なカットを見せる中田(玲)

  • 武蔵野の黒野、キレのあるカットと攻撃を展開