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全国高校選手権(インターハイ2018)

 女子表彰後の優勝インタビューで、開口一番「信じられないです」と語った四天王寺の村田充史監督。
 「決勝前は3:7か2:8くらいで分は悪いかなと思っていました。2番塩見はよく勝ってくれた。出雲さんとは五分五分くらいですけど、今の力は出雲さんのほうが上かもしれない。『よく1ゲーム取った』『おっ、2ゲーム取ったな』『えっ、勝ったの?』という感じです」(村田監督)

 一方で四天王寺は、大会前に遊学館に対し、入念な対策練習を積んできた。ダブルスは出雲・千葉ペアと出雲・相馬ペアの両方を想定し、宮崎・高橋のダブルス練習もしっかりやり込んだ。
 「佐藤(瞳/ミキハウス)が相手をしてくれたり、(出雲と同じ戦型の)梅村(優香/四天王寺高卒)が練習に来てくれたり、みんなに助けられて勝ち取った優勝ですね。遊学館は今年も本当に強いと思ったし、また1年かけて鍛え直して、来年は挑戦する気持ちで頑張ります」

 「今大会はまるで初優勝みたいな感覚です。『こうやったら勝てる』『これならいける』というものがまったくなくて、それだけにすごく新鮮です」(村田監督)。年によって戦力は違っても、変わらない強さ。それが常勝・四天王寺の伝統の力だ。
  • 優勝を決め、涙を流す選手たちと握手する村田監督

  • 6年連続でインターハイの頂点に立った