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全国高校選手権(インターハイ2018)

●男子シングルス準決勝
戸上(野田学園)9、9、6 手塚(明徳義塾)
田中(愛工大名電)−11、6、9、8 金光(大原学園)

決勝のカードはやはり本命の二人。
戸上と田中のライバル対決となった。

戸上は手塚のスマッシュ戦術に、スピードで対抗。レシーブから一発を狙いにいき、前中陣からの両ハンドは他の選手と鋭さが違う戸上。
スマッシュで叩き落としたい手塚だったが、的を絞れずに守勢に回ってしまった。
「自分の嫌なところを攻められてしまった。自分の得意なラリーにもっていく前の細かい技術に差があって戦えなかった」(手塚)
特徴的なスタイルを武器に1年生で見事な3位。試合後に明徳応援団に拍手で迎えられたルーキーは、少し照れくさそうにお辞儀した。

前陣でのバックハンドの叩き合いになった田中と金光の一戦。
序盤は金光の強烈なボールに田中のブロックがオーバーする場面も多かったが、そこは修正力の高い田中が対応していく。
3ゲーム目の10−9でミドルへのロングサービスでエース。4ゲーム目は一気に8−1まで離した。
そこから田中が手を抜いたわけではないが、金光がことごとくラリーを取り、1点ずつ忍び寄る。10−8まで迫り、もしやと思わせたが、反撃もそこまでだった。

「いつもリードされてからじゃないと思い切り振っていけない。経験が足りない。田中には3連敗してて、最初から最後まで押されてしまった」(金光)

これで戸上、田中の頂上対決が実現。
最後の1戦がこれから始まる。
  • 昨年2位の戸上。頂点まであとひとつ

  • 手塚パンチはインターハイでも旋風を起こした

  • 台上も丁寧だった田中。3冠王がかかっている

  • 金光に必要なのは自信だろう。フルスイングは誰にも止められない

  • 戸上が攻めの早さで振り切った

  • バックの安定感は田中のほうが上。優位な展開を作った