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全国高校選手権(インターハイ2018)

●女子シングルス決勝
野村萌(愛み大瑞穂) 10、4、6 塩見真希(四天王寺)

 地元・愛み大瑞穂の野村が、塩見をストレートで破り、初優勝!
 愛知・卓伸クラブの出身で、生粋の地元選手である野村が、最後の最後で大輪の花を咲かせた!

 1ゲーム目、塩見が4−0とスタートダッシュをかけながら、野村が6−6に追いつき、10−8で先にゲームポイントを奪ったこの試合。塩見が10−10に追いつくが、野村が11−10の3回目のゲームポイントで、塩見のフォアに弧線の高いボール、次の1球は目にも留まらぬ速さでバックに切り返し、バックサイドを打ち抜く。

 出足でリードしながら1ゲーム目を落とした塩見は、これでペースを見失ってしまった感があった。野村にフォアサイドに出されたサービスへのレシーブミス、対ツッツキの攻撃のミスが多く、野村のコースの読みにくいバックハンドにも手を焼いた。

 「相手はフォア前やバック深くのサービスからの展開だと力を出してくるので、フォア表なので大胆にフォアにサービスをもっていって、持ち上げさせたボールを上から狙おうと話をしていました。ラリー戦でも強気に、上から攻めていくことができていた。本当にすごいです」と愛み大瑞穂・神谷監督。2ゲームを連取した3ゲーム目も、4−4から一気に9−4と突き放し、10−5でマッチポイント。観客席の応援団から「やりきるよ−!!」という声援が飛ぶ中、10−6で押し切って優勝を果たした。

 「こういう大きな舞台は初めてで、すごく緊張したんですけど、上(観客席)で応援してくださる方がたくさんいたので、すごく心強かったです。ひたすら強気で攻めていきました。これで満足せずに、全日本とかもっと上の舞台で勝っていける選手になりたいです」(野村・優勝インタビュー)。いつも笑顔が絶えない選手だが、地元でつかんだ栄冠に満面の笑顔が輝いた。
  • 得意のバックハンドとフォア強打が冴えた野村

  • 観客席の応援団と一体になって戦った

  • 塩見は野村の大胆なフォア攻めに敗れた

  • 地元・愛知で最高にうれしい優勝!