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中国リポート

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★★★ 全中国選手権 男子団体 ★★★
●準々決勝
八一工商銀行(解放軍) 3-0 四川全興
遼寧省 3-0 広東省
天津天保控股 3-2 湖北省
江蘇省 3-2 上海市
●準決勝
[八一工商銀行 3-0 遼寧省]
○王皓 3、-7、-9、12、7 徐輝
○雷振華 6、5、8 周斌
○王皓/張継科 -6、10、-4、10、10 周斌/ジャク一鳴
[天津天保控股 3-2 江蘇省]
○李平 8、8、-8、10 林晨
○ハオ帥 -10、6、9、-10、8 陳杞
 李平/劉希博 -5、-9、-6 陳杞/單明杰○
 劉希博 -10、-3、-8 林晨○
○ハオ帥 3、9、8 單明杰
●決勝
[八一工商銀行 3-1 天津天保控股]
 王皓 -8、-5、-9 ハオ帥○
○雷振華 11、7、-6、9 李平
○王皓/張継科 5、10、7 李平/劉希博
○雷振華 11、6、3 劉希博

 馬琳が欠場したものの、王励勤、王皓、馬龍、陳杞、ハオ帥と国家チームの一線級が顔を揃えた全中国選手権・男子団体戦。各チームのエースとして戦った彼らにとっては、かなり明暗の分かれる結果となった。
 まず最初に脱落したのが馬龍。北京市チームと成都市チームの提携により、成都市チームに出向中(?)の馬龍だが、単複2点獲りもむなしくベスト8決定戦で敗退。続いて現世界チャンピオンの王励勤率いる上海市が、準々決勝で陳杞のいる江蘇省に敗れた。しかもラストで王励勤が若手の林晨(左シェーク攻撃型)に敗れるという大誤算。ここ2カ月ほど不調の王励勤、中国国内では早くも五輪出場を危ぶむ報道が流れている。

 一方、国家チームの選手の中で、最も華々しい活躍を見せたのは天津天保控股(天津市)のハオ帥。準決勝では陳杞とのエース対決をゲームオールで制し、ラストではともに“六小龍”と称された單明杰をストレートで撃破。勢いそのままに、決勝トップでも世界ランキング1位の王皓をストレートで破った。チームは準優勝に終わったものの、男子団体戦ではMVP級の活躍を見せた。
 劉国梁男子チーム監督も「国家チームから北京五輪の出場メンバーを選ぶ過程から、決してハオ帥が外されたわけではない」とまたまた意味深な発言。ハオ帥が五輪代表になる可能性は限りなく低いが、首脳陣のこのような発言は、最後まで選手たちの緊張感を保つ狙いがあるのだろう。

Photo上:サウスポーからパワフルなドライブ攻撃を見せるハオ帥
Photo下:お疲れ気味の現世界チャンピオン・王励勤。五輪を前に奮起なるか