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中国リポート

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 卓球のビッグイベントが続く中国で、12月21~22日に湖南省・長沙で開催されるITTFトーナメント・オブ・チャンピオンズ。
 この大会に先立って、12月20日に『国球大典~PINGPANG嘉年華(卓球カーニバル)』が開催される。全国各地の選抜トーナメントを勝ち抜いた草の根選手たちがトップ選手に挑戦するコーナーが話題を集めているが、最大の目玉として「王涛 vs. ワルドナー」と「丁松 vs. カールソン」のエキシビションマッチが開催されるとのこと。
 このふたつの試合、オールドファンならば思い当たる節があるはず。[中国リポート2007/12/06 元世界3位の丁松が卓球クラブ開設]でも一部紹介したが、中国卓球史に残る伝説の一戦、95年世界選手権男子団体決勝、中国vs.スウェーデン戦が再現されるのだ。テレビでも生中継されるが、中国の卓球ファンには見逃せない一戦だろう。 ちなみに12年前の試合のスコアは…

[中国 3-2 スウェーデン]
 王涛 -16、15、-19 ワルドナー○
○馬文革 -22、18、18 パーソン
○丁松 14、11 カールソン
 馬文革 13、-12、-17 ワルドナー○
○王涛 14、13 パーソン

 中国がスウェーデンの4連覇を阻止し、8年ぶりの男子団体優勝。会場の天津体育館はチアホーンと大歓声で熱狂の渦に包まれた。
 この試合に出場した6人のうち、スウェーデンの3選手はいまだ現役。ワルドナーとカールソンは国際試合からは引退しているが、パーソンは北京五輪の直接出場枠まであと一歩。中国チームではブンデスリーガで活躍する馬文革が頑張っているし、一昨年のシーズンまで超級リーグに所属していた丁松もまだまだプレーできそう。となると問題はやはり王涛のお腹か…。どうやら王涛とワルドナーの一戦は“ビール腹対決”になりそうだ。

 本戦に出場するトップ選手の顔ぶれは以下のとおり-
男子:王皓・馬琳・王励勤(以上中国)、柳承敏・朱世赫(以上韓国)、ボル(ドイツ)、サムソノフ(ベラルーシ)、ガオ・ニン(シンガポール)
女子:張怡寧・王楠・郭躍(以上中国)、リ・ジャウェイ・王越古(以上シンガポール)、姜華君(中国香港)、福原愛(日本)、ボロス(クロアチア)

Photo上:ワルドナー、お腹を揺らして奮闘するか
Photo下:湖南テレビが主催するだけに、ショーアップの面ではさまざまな工夫が凝らされているITTFトーナメント・オブ・チャンピオンズ