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中国リポート

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 前回チャンピオンの馮亜蘭は出場していないが、2大会連続出場の木子、文佳などベストに近いメンバーを組んだ中国女子チーム。 第5回世界ジュニア選手権の出場メンバーは以下のとおり。

[女子チーム]
監督:斉宝香(チィ・バオシァン)
83・85年世界選手権3位
・木子(ムゥ・ズ)
1989年1月9日生まれ/遼寧省出身。右シェーク異質攻撃型
06年世界ジュニア選手権3位
・文佳(ウェン・ジア)
1990年2月28日生まれ/遼寧省出身。左シェーク両面裏ソフトドライブ型
06年世界ジュニア選手権2位
・李暁丹(リ・シャオダン)
1990年3月6日生まれ/山西省出身。右シェーク両面裏ソフトドライブ型
07年アジアジュニア選手権優勝
・楊揚(ヤン・ヤン)
1989年1月8日生まれ/遼寧省出身。
07年アジアジュニア選手権ダブルス優勝

 チームを率いる斉宝香は、かつて世界選手権の団体メンバーとして活躍した右ペンドライブ型の名選手。ツブ高ショートからの反転ドライブで長く活躍したチャイ・ポーワ(斉宝華/中国香港)のお姉さんだ。
 選手たちのうち3人までが遼寧省の出身で、特に文佳は左シェークドライブ型という、もはや遼寧省伝統のプレースタイル。李暁丹は超級リーグと甲Aリーグの入れ替え戦で元世界3位の李楠を破り、山西省チームを昇格へと導いている。
 国家チームで孔令輝のコーチを受けるエースの木子は、人民解放軍に籍を置く軍人プレーヤー。どうでもいいことだが、彼女が将来世界チャンピオンになれば、歴代の中国の世界チャンピオンで「最も字画数の少ない」チャンピオンになる。両親とも苗字が「李」だったのを、祖父が出生届を出す際に「木」子と苗字まで変えてしまったというのは、[中国リポート2007/08/08 降格の恐怖迫る最下位決定戦…]でもお伝えしたとおり。

 なお、世界ジュニア選手権が行われているのはカリフォルニア州パロアルト市。開会式で歓迎のスピーチを行ったパロアルト市長は、なんと日本生まれの岸本陽里子さん。日系2世ではなく、日本生まれの方がアメリカの市長になったのは彼女が初めてなのだとか。

Photo:世界ジュニアの中国女子代表メンバー。上から木子、文佳、李暁丹