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中国リポート

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 04年世界選手権団体優勝メンバー牛剣鋒(ニウ・ジェンフォン)が、国家チームを引退したことが明らかになった。
 牛剣鋒は1981年4月3日生まれ、河北省保定市出身。6歳で卓球を始め、93年に河北省チーム、96年に国家チームに入った。右シェーク攻撃型で、前陣での切れ味のある両ハンド速攻を武器に、2003年にアジア選手権で優勝し、同年12月にはITTFプロツアー・グランドファイナル決勝で張怡寧を破って優勝。一気に世界の頂点へ駆け上がるかと思われたが、04年8月のアテネ五輪では4回戦でキム・ヒャンミ(北朝鮮)にストレート負け。05年アジア選手権・団体準決勝では韓国戦で2失点し、団体優勝を逃したことで一時的に国家チームからも外された。郭躍、李暁霞ら若手の台頭もあり、2006年以降は国際大会にほとんど出場していなかった。

 07中国超級リーグでは、河北金能のエースとしてシーズンを戦った牛剣鋒。国家チーム引退後も、09年の第11回全中国運動会が終わるまでは、超級リーグと国内大会でプレーを続ける。同じ河北省の出身で、女子1軍チームのトレーナーを務めていた劉志強(男子2軍チーム)と来年結婚する予定だそうだ。

Photo上:03年ITTFプロツアー・グランドファイナル優勝時の牛剣鋒
Photo下:04年アテネ五輪では郭躍とのダブルスで銅メダルを獲得した