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 中国リポート2017/03/24『名将・劉国梁が退任? 中国男子の監督交代は起こるのか』でもお伝えしたとおり、3月30・31日に遼寧省鞍山市で国家男女1軍・2軍チームの選考会議が行われた。
 
 事前に報道されていたとおり、劉国梁・総監督兼男子監督は総監督にしか立候補せず。そして男子監督には秦志戬(チン・ジィジェン)ひとりしか立候補しなかった。そのため秦志戬の男子監督就任が4月1日に発表されるはずだったが、まだ正式に発表されていない。正式発表が待たれるが、よほどのことがない限りは秦志戬で決まりだろう。また、女子監督の立候補も孔令輝ひとりだけで、こちらは問題なく再任される見込みだ。
 秦志戬は1976年10月5日生まれの40歳。現役時代は左ペンドライブ型のテクニシャンとして、ダブルスでも強さを発揮した。指導者としては、以前に王励勤や許シンを指導したこともあるが、馬龍の担当コーチとして、彼を五輪&世界チャンピオンまで育て上げた実績が大きい。

 ちなみに馬琳と王皓は男子1軍チームのコーチに立候補し、現任の肖戦・馬俊峰・劉恒の3名に加え、男子2軍チーム監督だった劉国正も男子1軍チームコーチに立候補。5人の枠に6人が立候補したことで、誰かひとりが落選することになる。一方で、男子2軍チーム監督は「立候補なし」という寂しい結果。女子2軍チーム監督の座は、女子2軍チームでのコーチ経験が豊富な黄海城と、現任の閻森監督が争う形となっている。最終的な人事が発表されたら、またお伝えします。
  • 時の人、秦志戬コーチ。後ろのお父さんみたいなのは黄ピャオマネージャー

  • 劉国梁、総監督になったら少しは娘さんたちと過ごす時間も増えるでしょうか