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中国リポート

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 11月6日、湖南省の省都・長沙から車で40分ほどのところにある千龍湖旅行休暇村で、中国の少年選手6人とヨーロッパの少年選手6人、男女あわせて12人が20日間の訓練合宿に入った。コーチを務めるのは世界選手権混合ダブルス3連覇の名コンビ、王涛(八一工商銀行チーム監督)と劉偉(北大方正チーム監督)だ。

 この合同合宿は今年12月に長沙で行われるITTFチャンピオンズトーナメントに先立って行われるもの。合宿で選抜された優秀選手4名は、チャンピオンズトーナメントで世界のトップ選手と試合することができる。
 ITTFチャンピオンズトーナメントはもともと湖南衛視(テレビ)が2004年から開催していた『国球大典』が、2006年からITTFの主催事業のひとつになったもの。昨年のチャンピオンズトーナメントも湖南テレビのスタジオで行われている。もともと『国球大典』では中国と世界のトップ選手による対抗戦と、選抜トーナメントを勝ち上がった一般選手とトップ選手とのエキシビションマッチが行われていた。

 湖南テレビは中国の地方テレビ局の中でもかなり革新的なテレビ局で、この局を一躍有名にしたのが『国球大典』と同じ年にスタートした『超級女声(超女)』。中国全土を舞台にした女性歌手のオーディション番組で、2005年には50%近い視聴率をマークし、社会現象にまでなった。昨年のチャンピオンズトーナメントに出場した郭炎(中国)は、対戦した福原愛(ANA)に「『超女』はとても人気があるけれど、福原愛(フーユェン・アイ)の人気はそれ以上」と賛辞を送っている。

Photo上:昨年行われたチャンピオンズトーナメントの模様
Photo下:劉偉(左端)は現役時代、美人選手として有名でした