スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート

 11月11日から、上海市の旗忠森林テニスセンターで、テニスのマスターズカップ上海大会が開催される。2005年から上海で開催されているこのマスターズカップ、中国語では「網球大師杯賽」。筆者が05年11月に上海を訪れた時は、この大会の告知が街中至るところで見られた。最終日18日の特等席は1580元、日本円で約25,000円というから相当なプラチナチケットだ。

 選手たちは現在、続々と上海に到着して調整に入っている。「帝王」と称される世界ランキング1位のロジャー・フェデラー(スイス)もすでに上海入り。昨日、スイスのコーヒーマシン・メーカー「ジュラ」のプロモーションで記者会見を行った。その席で彼はこんな発言をしている。
 「中国との関わりは、ここ何年か上海に試合で来てるだけじゃない。僕は小さい頃、卓球が大好きだったんだよ。最終的にはテニスを選んだけどね。だから、中国の有名な卓球選手は結構知っているよ」。
 中国での会見ということで、多少のリップサービスはあるかもしれないが、実際にフェデラーの卓球の腕前はかなりのものらしい。ラリーで見せる的確な状況判断は、ワルドナー(スウェーデン)と相通じる天賦の才を感じさせるフェデラー。もし彼が卓球を選んでいたら、今ごろどうなっていただろうか?

 Photo:内容には関係ありませんが…、上海のシンボル・東方明珠電視塔(テレビタワー)。来年の北京五輪開幕式では、スイス選手団の旗手も務めるフェデラー。開会式が行われる8月8日は、奇しくも彼の誕生日なのだとか