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中国リポート

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 1月26日、広東省深セン市で集合訓練を行っている国家男子チームが、広州市に移動してエキシビションマッチを開催。王皓・王励勤・馬琳の「二王一馬」で形成された、世界団体戦1軍チームと、馬龍・陳杞・ハオ帥の2軍チームが激突した。なんとも豪華なエキシビションマッチに、会場には多くの観客が訪れた。
 世界選手権広州大会は5シングルスのスウェイスリング方式で行われるが、このエキシビションマッチは北京五輪団体戦と同様、4単1複の試合方式で行われた。結果は以下のとおり。

[国家一隊 3-0 国家二隊]
○馬琳 -7、12、9、-2、6 ハオ帥
○王励勤 7、8、-6、10 陳杞
○馬琳/王皓 -6、4、6、8 馬龍/陳杞

 トップの馬琳は1ゲームを先取され、第2ゲームも10-7から5度のゲームポイントを逃す苦しい展開ながら、幸運なネットインもあってこのゲームを奪取。馬琳のベンチには劉国梁、ハオ帥のベンチには1軍コーチの肖戦が入り、緊張感は実戦さながら。最終ゲームまでもつれ込んだが、最後は得意のスタートダッシュで8-2と引き離した馬琳の勝利。

 2番では北京五輪の自動出場枠から外れ、今回の集合訓練でもその仕上がりに注目が集まる現世界チャンピオン・王励勤が登場。陳杞の速攻に出足は苦しみながら、持ち味である安定感のあるプレーで2ゲーム先取。陳杞がサービスを変えてきた第3ゲームは落としたが、シーソーゲームとなった第4ゲームは10-10から2点連取で勝負をつけた。「王励勤の状態は先週あたりからかなり良くなってきている(劉国梁監督)」

 3番ダブルスは馬琳/王皓と馬龍/陳杞の対戦。もう後がない2軍チームの馬龍/陳杞が積極的なフォア攻撃で第1ゲーム9-3とスタートダッシュに成功するが、見せ場もここまで。第4ゲームは3-6から9-6と逆転した馬琳/王皓が勝利を決め、3-0で1軍チームがストレート勝ち。2軍チームでも世界団体戦で十分に優勝できそうなメンバーだが、さすがに貫禄の勝利だ。

 昨日の30日には、中山市で集合訓練を行っている女子チームもエキシビションマッチを開催したとのこと。こちらの試合の結果もお伝えします。

Photo:王励勤、広州大会で改めてその存在感を見せつけるのか
Photo:馬琳/王皓はともに呉敬平コーチの門下生。五輪本番でもこのダブルスを組む可能性が高い