スマホ版に
戻る

中国リポート

トップニュース中国リポート
 先週の2月6日、国家男子チームでは再び部内対抗戦が行われた。 午前中は1軍チームと2軍チームによる対抗戦。1軍チームは王励勤、王皓、馬琳、陳杞、馬龍。2軍チームはハオ帥、邱貽可、李平、張継科、王建軍。試合は2軍チームにハンデが与えられ、さらに8-6、あるいは9-7というスコアからスタート。試合後半の勝負所となるスコアを想定して行われる、国家チーム独特の試合方式だ。2軍チームの邱貽可が王励勤、馬琳、王皓を連破する活躍を見せ、試合は一進一退。最後は王励勤と張継科が両チームを代表して勝敗を決することになり、王励勤がストレートで勝利した1軍チームが、辛くも勝利を収めた。

 そして午後からは、主力選手による本気モードの対抗戦が行われた。5ゲームスマッチで行われたこの対抗戦、スコアは以下のとおりだ。

○王励勤 6、10、8 王皓×
○馬琳 9、9、-6、5 馬龍×
○陳杞 3-0 張継科×

 今シーズン、王皓にはまったく歯が立たなかった王励勤が、なんと王皓にストレート勝ち。前日に集合訓練を訪れ、王励勤に直接アドバイスを与えた国家体育総局の蔡振華副局長は、次のようなコメントを残した。
「昨年後半の王皓の成績は見事なものだった。しかし、そのことがある面では過信につながり、プレーに慎重さを欠く場面がたびたびあった。一方の王励勤は、今回の集合訓練でかなり復調してきているようだ(出典/京華時報)」。

 旧暦の大みそかに行われた対抗戦で、ようやく現世界チャンピオンとしての貫禄を見せた王励勤。これで枕を高くして春節の朝を迎えられただろう。35日間の集合訓練もいよいよ大詰めだ。

Photo:王励勤、部内対抗戦とはいえ、長い連敗のトンネルを抜けた