先週土曜日(16日)、中国卓球チームは北京で記者会見を行い、世界選手権広州大会(団体戦)にエントリーする団体メンバーを正式に発表した。
[中国男子チーム] ※(数字)は年齢
監督:劉国梁 リウ・グオリァン (32)
選手:王励勤 ワン・リチン (29)
馬琳 マ・リン (28)
王皓 ワン・ハオ (24)
陳杞 チェン・チィ (23)
馬龍 マ・ロン (19)
[中国女子チーム]
監督:施之皓 シ・ジハオ (48)
選手:王楠 ワン・ナン (29)
張怡寧 チャン・イニン (25)
郭炎 グオ・イェン (25)
李暁霞 リ・シャオシァ (20)
郭躍 グオ・ユエ (19)
…わざわざ「最終エントリー発表!」と銘打つこともないかもしれない。男女とも「世界ランキングで上から順番に5人選んだ」という感じで、現時点での実績を重視したメンバー構成となった。
男子ではハオ帥のメンバー入りも有力視されていたが、部内対抗戦で成績が振るわず、劉国梁監督からは「メンタルの弱さが改善されていない」という厳しい指摘を受けた。また、女子では大会が開催される地元・広東省チームの若きエースで、世界ランキングを22位まで挙げている劉詩ブン(雨冠+文)も起用されなかった。北京五輪出場が予想される張怡寧・王楠は故障を抱えているため、万が一の場合のメンバー交替も考えると、若手を起用するわけにはいかないのだろう。
また、今回のメンバーは、男女チームとも2年前のブレーメン大会とまったく同じメンバーだ。世代交替の早さが印象的だった中国チーム、2大会連続で同じメンバーで戦うのは異例のことで、北京五輪に向け、中国チームの首脳陣も「小心謹慎(石橋を叩いて渡る)」というところか。2000年世界選手権団体戦から、中国チームの主力として活躍してきた王励勤・馬琳・王楠・張怡寧。広州大会が最後の世界選手権団体戦になりそうだ。
Photo:集合訓練では「チーム最年長に近い彼が最もハードな練習をこなしていた」と劉国梁監督も称賛した馬琳。今日2月19日が28歳の誕生日です!
Photo:現世界チャンピオンとして、エースの重責を担う郭躍