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中国リポート

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★★★ 男子第6節 7.14 ★★★
[天山万杰隆 3-1 浙商銀行]
[魯能・中超電纜 3-0 江蘇江南電纜]
[寧波北侖海天 3-1 四川全興]
[海寧皮革城鵬翔 3-1 江蘇華都琥珀]
[八一工商銀行 3-2 遼寧錦州万通]

◎エース馬琳が存分の働き。注目の一戦
[寧波北侖海天 3-1 四川全興]
○馬琳 5、9、8 馬龍
 柳洋 -6、-3、-7 王建軍○
○李静/柳洋 8、7、11 王建軍/邱貽可
○馬琳 -11、9、9、9 邱貽可

 馬琳、李静という世界のトップランカーを擁しながら、第5節までで3勝2敗とやや出遅れた感のある寧波北侖海天。第6節の対戦相手は、4勝1敗で首位を走る四川全興。
 トップは世界ランク1位の馬琳と、世界ランク7位の馬龍の最強『馬』対決。第1ゲームを出足から3球目攻撃で攻め続けた馬琳が奪う。第2ゲームは9-6と馬龍がリードしたが、ここから馬龍がやや集中力を欠き、馬琳が一気に5ポイントを連取。こうなると馬琳の快速速攻はますます冴え、第3ゲームも11-8で馬琳が制し、試合の流れをグッと引き寄せる。
 2番は左シェークドライブ型の柳洋と、右“日本式”ペンドライブ型の王建軍の対戦。06年全中国選手権2位の実力者ながら、ここまで5連敗と勝ち星に恵まれなかった王建軍が爆発し、ストレート勝ちで試合は1-1のタイへ。
 ダブルスは李静/柳洋vs.王建軍/邱貽可。昨年からペアを組んでいる李静/柳洋、右ペンと左シェークで見事なコンビネーションを見せ、全中国選手権3位の実績を持つ王建軍/邱貽可を圧倒した。四川全興にとっては、もともと馬龍のシングルス2点+王建軍/邱貽可のダブルス1点で3点を取るのが『勝利の方程式』。ダブルスを落とした時点で試合の大勢は決まった。4番の馬琳vs.邱貽可は緊迫した接戦になったが、馬琳がエースの貫禄を見せ、邱貽可の荒々しいドライブ攻撃を制した。

 いつの頃からか、超級リーグには『得馬琳者得天下』という言葉がある。馬琳を獲得したチームが必ず優勝するという意味だ。世界選手権やオリンピックではタイトルに手が届かない馬琳だが、超級リーグでは勝負所でバツグンの働きを見せる。これで寧波北侖海天は4勝2敗となり、他の4チームと並んで首位に立った。

Photo上:馬琳はまさに超級リーグの顔
Photo中:パワーも増している馬龍だが、先輩の前に完敗を喫した
Photo下:シングルス初勝利の王建軍は、珍しい日本式ペンホルダー