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中国リポート

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 6月21日午前9時、北京五輪まであと50日となったことを記念して、北京体育館で「外交官卓球大会2008」を開催。会場には20以上の大使館から60名を超える選手が参加した。大会の主催者は、意外にもモルディブの駐中国大使館。駐中国大使であるラティフ氏が、「北京五輪の円満な成功」と「各国の駐中国大使館の友好促進」のために大会を企画したのだ。
 午前中に男女シングルスと混合ダブルス、午後には団体戦が行われたこの外交官卓球大会。男子シングルスでは前述のラティフ氏が、巧みなラケットさばきを披露して優勝。女子シングルスはポーランド大使館の職員、団体戦ではインドネシア大使館が優勝した。

 今大会の発起人であり、シングルスでは見事栄冠を勝ち取ったモルディブのラティフ大使。実は以前、モルディブ国家卓球チームに在籍していた異色の経歴の持ち主。文化大革命のまっただ中である1973年に、卓球の大会で中国を訪れたこともあるそうだ。
 インド洋に浮かぶ小さな島国・モルディブは、日本では新婚旅行の行き先としても人気のあるリゾート地。南国のイメージにはちょっとそぐわないが、場所をとらずに手軽に楽しめる卓球は人気があり、ホテルやリゾートの砂浜に卓球台が置いてあることも珍しくないという。もちろん国際卓球連盟にもちゃんと加盟しており、世界選手権団体戦・広州大会には男女チームともに出場。男子が95位、女子が76位という成績を残している。