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中国リポート

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 8月18日、中国男子チームは決勝でドイツを3-0で下し、五輪初開催となった団体戦でオールストレートの完全優勝を果たした。開会式の8月8日と同様、中国人にとって縁起の良い数字である「8」が並ぶこの日は、劉国梁監督にとっても二つの喜びが同時に訪れた一日になった。
 「今日は特別な日になりました。私たちのチームが優勝したこと、そして同時に、私たち夫婦の結婚2周年の記念日でもあるからです。2年前、蔡振華さんに挙式の日取りを決めてもらいました。その時はまだ、この日に北京五輪の男子団体決勝が行われるとは考えもしなかった。だから今日という日を、私は一生忘れないでしょう」。これは劉国梁監督の決勝戦後のインタビュー。彼は2006年の8月18日、北京で盛大な結婚式を挙げたのだ。中国では結婚記念日の「粋なプレゼント」だと話題になっている。

 劉国梁監督夫人である王瑾さんは、遼寧省出身の卓球選手で、遼寧省チーム時代には王楠とダブルスを組んでいた。戦型は右ペン異質攻守型、日本リーグの松下電工彦根でプレーしたこともあるので、ご記憶の方もいるかもしれない。帰国後、上海交通大学で経済学を学び、現在は北京で父親の王吉新氏が設立した「北京華夏国球体育用品有限公司」の董事長を務める。劉国梁とは国家ジュニアチーム時代から交際を続け、なんと14年間の交際を経てゴールインしている。

  なんとも幸福な結婚記念日を迎えた劉国梁。その一方で、北京五輪は国家を挙げた一大事業だけに、「北京五輪が成功するまでは」と結婚や挙式を延ばしている人たちもいる。北京五輪を最後に引退を表明している王楠は、五輪終了後、すでに入籍している事業家の郭斌さんと盛大に結婚式を挙げる予定。どちらもかなりの「やり手」だけに、巨額を投じたド派手な式になるかもしれない。国家女子チームコーチの孔令輝も、交際している女優の馬蘇さんといよいよ結婚、秒読み段階だ。

Photo上:劉国梁、少し痩せたように見えるのは髪型のせいか?
Photo下:モノクロでスミマセン、劉国梁&王瑾さんのツーショット ※『Pingpang世界』提供