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中国リポート

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 昨日、幣紙の17判に掲載した「李厚霖とリ・ジャウェイ、9月末に北京で結婚」の記事で、李厚霖氏の結婚に関する報道は本人に確認を取ったものではありません。李厚霖氏のこれを否定する声明が発表されたあと、当社ではその真偽を調査し、この記事の内容が真実ではないことが実証されました。幣紙は真実を伝えるという報道の原則と、「実事求是(事実に基づいて真実を求める)」の精神に基づき、幣紙記者による取材上のミスがリ・ジャウェイ、李厚霖両氏に精神的損害を与え、多大なご迷惑をおかけしたことに心からお詫びするとともに、多くの読者の方々に心から遺憾の意を表します。

成都晩報社 2008年10月8日

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 これは中国・四川省の新聞社である成都晩報社が10月8日に発した謝罪文だ。9月末、シンガポール女子チームのエース、リ・ジャウェイは故郷の北京でひとりの男性と婚約した。今年1月にシンガポールバドミントン男子チームのエース、スシロと婚約を解消してまだ8カ月余りだが、相手の名前は明らかにされていなかった。そこを成都晩報社がいきなり「リ・ジャウェイ結婚! 夫はあの李厚霖!」とスッパ抜いたわけだ。
 ところがこのスクープ記事、なんと完全な誤報。リ・ジャウェイ曰く「一体どこからそんな話が出てきたのかと、凄くビックリしました。婚約したのは事実ですが、李厚霖氏とは一度も会ったことはありません」。李厚霖氏からも「会ったことすらない!」と否定され、上述の謝罪文へと至った。

 「リ・ジャウェイの夫!」と報道された李厚霖氏は、“宝石王”の異名を取る恒信国際宝石機構の董事長。北京や上海、天津などの目抜き通りに巨大なジュエリーショップを構え、35歳にして巨万の富を築いたと言われている。05年12月に有名な女性司会者の李湘と盛大な結婚式を挙げながら、1年半で離婚。「ビジネスはダイヤ、マリッジはガラス」と皮肉を込めて報道したマスコミもあった。なかなかに噂の多い人物で、やはり多少は火種がないと煙も立たないのか…。
 もっとも、災難なのはその煙に巻かれたリ・ジャウェイ。リ・ジャウェイの本当のフィアンセは誰だ、と報道が過熱しそうなところで、例の王皓の酒乱事件にかき消されたこのニュース。リ・ジャウェイにしてみれば、矛先(ほこさき)が別に向けられてほっと一息、というところかもしれない。

Photo:8日の超級リーグ第2節では、李楠と李暁霞を連破したリ・ジャウェイ。結婚相手と誤解された李厚霖氏、その前妻である李湘さん、登場人物はみんな「李」さんでした