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中国リポート

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★★★ 08超級聯賽男子組 第9節(第1ステージ最終節) ★★★
※四川全興は試合なし

[浙商銀行 3-2 寧波北侖海天]
 馬琳 -9、-7、-8 呉尚垠○
 水谷 9、-7、-4、-10 馬龍○
○張超/水谷 7、9、7 呉尚垠/呉ハオ
○馬琳 -5、8、8、11 馬龍
○張超 -6、7、8、5 呉ハオ

[上海冠生園 3-0 錦州銀行]
○高礼澤 9、7、9 雷振華
○王励勤 -8、5、11、1 周斌
○許シン/張洋 -8、9、-8、4、8 周斌/ジャク一鳴

[魯能中超電纜 3-2 八一工商銀行]
 唐鵬 -7、-8、-7 王皓○
○張継科 6、2、-8、3 徐克
 柳洋/唐鵬 -9、-7、-5 徐克/楊暁夫○
○張継科 10、4、-9、2 王皓
○周シン 12、8、7 楊暁夫

[海寧皮革城鵬翔 3-0 江蘇江南電纜]
○林晨 -8、8、-18、8、8 李平
○陳杞 7、9、7 陳剣
○林晨/單明杰 7、10、-3、-10 陳剣/沙陳武

★第1ステージ順位
1. 上海冠生園(6勝2敗)
2. 魯能中超電纜(6勝2敗)
3. 寧波北侖海天(5勝3敗)
4. 浙商銀行(5勝3敗)
---- 準決勝進出ライン ----
5. 四川全興(5勝3敗)
6. 江蘇江南電纜(4勝4敗)
7. 八一工商銀行(4勝4敗)
8. 錦州銀行(2勝6敗)
9. 海寧皮革城鵬翔(1勝7敗)

 超級リーグの第1ステージ、全9節が終了。上海冠生園、魯能中超電纜、寧波北侖海天、浙商銀行が第2ステージ準決勝に進出した。
 水谷隼所属の浙商銀行は、最終戦で寧波北侖海天との大一番。なんとトップ馬琳が、呉尚垠(韓国)にストレートで敗れてしまう。北京五輪団体戦でも、中国が唯一ゲームオールまで追いつめられたのがこの対戦だった。続く水谷も、同世代の天敵である馬龍に競り合いながらも敗れ、浙商銀行は0-2と敗戦の崖っぷちに追いつめられてしまう。
 しかし、浙商銀行は驚異の逆転劇を演じる。3番ダブルスで水谷/張超ペアがストレート勝ちして試合の流れを引き戻すと、トップで屈辱の敗戦を喫した馬琳が、馬龍とのエース対決に勝利。「馬琳を得た者が天下を得る」という伝説を作りながら、今シーズン8勝5敗と不調にあえいでいた男が、最後の最後でその伝説を復活させてみせた。ラストの張超は、経験と実力の差を見せて若手の呉ハオを下し、浙商銀行が大逆転勝利。第1ステージ4位に滑り込み、第2ステージ準決勝への出場権を得た。

 その他の試合では、上海冠生園が錦州銀行に完勝し、6勝2敗で第1ステージ1位通過。八一工商銀行は、エース王皓が4番で張継科(魯能中超電纜)に敗れ、7位とやや低迷。試合後、王皓は「時々、全部の試合で自分が3回ずつ出られたら良いのに、と思うことがある(*出典「新浪体育」)」と本音がポロリ。敗れた6試合のうち5試合が2-3では、エースの苛立ち(いらだち)も無理からぬところか。2番手である徐克が今ひとつ伸びきれず、楊暁夫がラストで4連敗を喫した。序盤で快調に首位を走っていた四川全興は、浙商銀行が勝利したことで5位に終わり、第2ステージ進出を阻まれた。
 第2ステージの対戦組み合わせはすでに決定。そちらの詳細も引き続きレポートします。

Photo上:馬琳をノックアウトした呉尚垠。単4勝4敗、複4勝4敗と全くのイーブンで第1ステージを終えた
Photo下:闘神健在。なんと6シーズン連続でチームを優勝へ導いている馬琳