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中国リポート

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★★★ 07中国超級リーグ・男子第9節 ★★★
[八一工商銀行 3-1 天山万杰隆]
[海寧皮革城鵬翔 3-1 四川全興]
[江蘇江南電纜 3-0 江蘇華都琥珀]
[魯能・中超電纜 3-2 寧波北侖海天]
[遼寧錦州万通 3-0 浙商銀行]

◎馬琳、痛恨の2失点。注目の一戦!
[魯能・中超電纜 3-2 寧波北侖海天]
 楊暁夫 -7、-9、4、-7 柳洋○
○張継科 4、12、-5、8 馬琳
 楊暁夫/江天一 8、5、8 柳洋/李静○
○江天一 7、7、-10、6 馬琳
○張継科 -9、6、-9、8、3 李静

 全18節のうち、ちょうど折り返し地点を迎えた男子超級リーグ第9節。
 7月28日に上海・廬湾体育館で行われた寧波北侖海天と魯能・中超電纜との一戦。トップで3番手の柳洋が楊暁夫を下し、馬琳の2得点が期待できる寧波北侖海天としては万全のスタート。ここで2番に出場した馬琳、相手の張継科にはこれまで大きな大会ではほぼ無敗だったが、1-3でまさかの敗戦。1-1のタイに持ち込まれる。
 ダブルスで柳洋/李静組がストレートで完勝し、ふたたび寧波北侖海天に傾いた流れを、4番で台無しにしたのはまたしても馬琳。対戦相手の江天一は左シェークドライブ型、まだジュニアを卒業したばかりの19歳。しかし、多彩なサービスで馬琳のレシーブを狂わせ、自分のペースへ持ち込んだ。ラストでは勢いに乗る張継科が、名将・李静に逆転勝ちして試合を決めた。これで魯能・中超電纜は6勝3敗で同率2位。開幕前の目標は「残留」だったが、もう少し上方修正しても良さそうだ。

 「馬琳は2試合とも動きが鈍かったし、3球目攻撃での優位を発揮できていなかった」とは魯能・中超電纜の谷青成ヘッドコーチ。2004年に広東全球通、2005年に陜西銀河国梁、そして2006年に陜西銀河と、3年連続で優勝チームのエースとして活躍してきた馬琳。以前にも述べたとおり、「馬琳を得た者が天下を制する」という言葉に偽りはない。しかし、今シーズンの状況はかなり厳しい。「敗戦の罪人」「罪将」と、トップ選手の敗戦にはマスコミも容赦ない批評を浴びせている。

 その他の試合では、八一工商銀行が天山万杰隆を3-1で破って7勝2敗と単独首位。天山はダブルスで勝利した劉国正の頑張りに応えられなかった。海寧皮革城鵬翔はエース王励勤が2試合ともストレート勝ちで四川全興に完勝した。
 
Photo上:05年に山東省から中国香港へ移住した江天一。6月のVWオープン荻村杯では松下浩二(グランプリ)を破っている
Photo中:馬琳、痛すぎる2失点(写真は世界選手権ザグレブ大会)
Photo下:第9節では敗れたが、ダブルスで6勝2敗と健闘する楊暁夫(写真は02年のプロツアーファイナル。古い写真でゴメンナサイ…)